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名古屋、1年でのJ1復帰に向けPO決勝へ。シモビッチのハットで千葉を撃破

text by 編集部 photo by Getty Images

名古屋グランパス
名古屋グランパスがジェフユナイテッド千葉に勝利【写真:Getty Images】

【名古屋グランパス 4-2 ジェフユナイテッド千葉 J1昇格プレーオフ準決勝】

 J1昇格プレーオフの準決勝が26日に行われ、名古屋グランパスとジェフユナイテッド千葉が対戦。名古屋が4-2の勝利を収めて決勝進出を果たした。

 クラブ初のJ2降格から1年でのJ1復帰を目指す名古屋は、自動昇格を逃しながらも3位でプレーオフ進出。一方の千葉はレギュラーシーズン終盤戦に破竹の7連勝を記録し、最終節でプレーオフ圏内の6位に滑り込んだ。

 前半はシモビッチのヘッドが惜しくもGKの好守に阻まれるなど、名古屋がやや優位に試合を進めながらも無得点で折り返すかに思われた。だがアディショナルタイムに入り、ラストプレーで千葉が拮抗を破る。為田が左サイドからゴール前へクロスを入れると、ラリベイが相手選手を背負ってゴールに背を向けながらもボールに足を当て、コースを変えてゴールネットへ送り込んだ。

 だが後半には名古屋が反撃に転じる。61分、前線へ走り込む田口へのシモビッチからのパスはDFにクリアされたかに見えたが、田口の体に当たって再び足元へ。このボールを田口がゴール右へ流し込んで名古屋が同点に追いつく。

 さらにその5分後、名古屋GK武田が前線へ大きくロングボールを送ると、千葉GK佐藤がヘディングでのクリアを試みて目測を謝る。裏へ落ちたボールを拾ったシモビッチが無人のゴールへ蹴り込んで名古屋が逆転。

 86分には青木からのスルーパスを受けたシモビッチが自身2点目を決めて3-1。90分には千葉がPKを獲得してラリベイが1点を返したが、千葉が決勝へ進むにはまだ2点が必要な状況だった。

 アディショナルタイムの終了間際には名古屋もPKを獲得。これをシモビッチが決めてハットトリックを達成し、4-2の勝利を収めた名古屋がアビスパ福岡とのプレーオフ決勝へ駒を進めた。

【得点者】
45+2分 0-1 ラリベイ(千葉)
61分 1-1 田口泰士(名古屋)
66分 2-1 シモビッチ(名古屋)
86分 3-1 シモビッチ(名古屋)
90分 3-2 ラリベイ(千葉)
90+6分 4-2 シモビッチ(名古屋)

【了】

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