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昌子源、急増チームの難しさ語る「植田と組んでもミスはある」

text by 編集部 photo by Getty Images

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急増チームの難しさを語ったDF昌子源【写真:Getty Images】

 日本代表は11日、翌日に控えるEAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会(E-1)の中国戦に向け練習を行った。

 来年開催のロシアW杯が迫る中、今回のE-1は、国内組のアピールの場ともなっている。初招集の選手も何人か見られる一方で、既に今年に入って代表戦6試合に出場し守備の柱となりつつある昌子源は「勝たないことにはアピールもクソもないと思う」と語るなど、チームとして結果を残すことに重きを置いている。

「勝って初めてアピールできるところだったり、いろんなところがあると思う。メンバーが違う中で連係面含めて、全然時間がない中でどれだけ自分らが息を合わせてやっていくかがすごく大事だと思うし、そういうのをしていかないと中国、韓国とレベルがどんどん上がっていく相手に勝てない」

 しかし、これだけ異なるクラブの選手が集まる日本代表において短期間でチームとしての完成度を上げるのは難しい。昌子自身も「(中国戦まで)中2日で新しい選手とお互いに新しい同士でやるとなったら本当に難しいと思う」と本音を語った。

「この前(9日の北朝鮮戦)とかも(谷口)彰悟くんとやったけど、彰悟くんの癖だったり特徴が全部頭にインプットされる機会があればいいですけど、そういうのもない。僕が彰悟くんと話した時につかむだったり、試合中にそういうのをつかむ。正直言って難しい」

 所属先の鹿島アントラーズでは、同じく日本代表に選ばれた植田直通とコンビを組んでいるが、「俺はナオとずっと組んでいるけど、それでもやっぱりミスはあり、失点もするわけで」と語るなど急増チームの難しさを感じている。

 それでも「僕らの目的はもちろん優勝」と語る昌子は、中国戦でも愚直に勝利を目指す。求められるのは、後方から味方を鼓舞し、急増チームをまとめ上げて勝てる集団にすることだろう。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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