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元日本代表・平山相太、現役引退を決断「度重なるけがのため」。古巣FC東京にも感謝

text by 編集部 photo by Getty Images

平山相太
FC東京時代の平山相太【写真:Getty Images】

 ベガルタ仙台は26日、FW平山相太の現役引退を発表した。

 平山は国見高校時代に大きな注目を集めると、筑波大学に入学。2005年に大学を休学してオランダのヘラクレスと契約した。

 2006年には日本に帰国してFC東京と契約。2016年までプレーすると、2017年は仙台へ完全移籍。しかし、負傷の影響で出場機会は訪れなかった。昨年末に契約を更新していたが、スパイクを脱ぐことを決めている。

 32歳で現役から退くことを決めた平山は、「度重なるけがのため、現役から退き、引退することを決断いたしました」とコメント。「まず、開幕前の大事な時期にクラブに迷惑を掛けてしまうことを申し訳なく思っています。また、決断を尊重してくれたことに感謝しています」と述べた。

 さらに同選手は「11年間在籍しましたFC東京には、自分の家のような感覚を持っています。喜び、楽しさ、悔しさ、悲しみ、たくさんの思い出があります。多くの方々との出会いも宝物です。2010年にJ2降格が決定し、絶望感の中にいる状況でも応援し続けてくれたファン、サポーターのみなさまの言葉が今でも忘れられません。これからもFC東京は強くなり、大きくなると思っています」と古巣についても語っている。

 平山はJ1リーグ通算168試合に出場し、33得点を記録した。オランダ・エールディビジでは32試合出場で8得点を挙げている。2010年には日本代表で4試合に出場し、3ゴールを記録した。

【了】

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