バルサ、戦略的劣勢を覆す圧倒的な修正力。大健闘のエイバルを自滅に導いた不要な退場

バルセロナは強かった。現地時間17日に行われたリーガエスパニョーラ第24節で、エイバルに2-0で勝利を収めた。ホームチームが徹底した対策を実行してくる中で、ピッチ上の選手たちが局面に応じて細かく修正しながら苦境を打開していく。理詰めの勝利がそこにはあった。(文:長坂祐樹)

2018年02月18日(Sun)11時48分配信

text by 長坂祐樹 photo Getty Images
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エイバルの対バルサ戦略が効果を発揮

乾貴士
エイバルは乾貴士らを中心に激しくプレッシャーをかけてバルセロナを苦しめた【写真:Getty Images】

 エイバルは試合を通して健闘した。故に、今回の0-2でバルセロナの勝利という結果は、今季のリーガで首位を走るチームの強さを改めて示すことになった。

 17日、リーガエスパニョーラ第24節の試合が行われ、首位バルセロナはアウェイで日本代表MF乾貴士の所属するエイバルと対戦した。ホセ・ルイス・メンディリバル監督の指揮のもと、規律のある守備を武器に直近のリーグ戦10試合で6勝3分け1敗という好成績を収めていたエイバルは、この日も首位のチームを相手にインテンシティの高いプレーを見せた。

 エイバルのこの日の戦略は、バルセロナからボールを取り上げてしまうことだった。

 相手のビルドアップの起点となるセンターバックの片方には1トップのキケ・ガルシアが、もう片方にはサイドハーフの乾かファビアン・オレジャナがサイドへのパスコースを消しながらプレッシャーをかける。

 バルセロナのパスワークの核となるセルヒオ・ブスケッツには、この日トップ下でのプレーを任されたホアキン・ジョルダンがマークについた。後方では、それぞれが対面する相手選手にマンマーク気味につき、バルセロナがボールを持つための時間とスペースを奪いにかかった。

 エイバルの戦略は、多くの場面で功を奏した。プレスが完全にはまりボールを奪うことができると、そのままの勢いでショートカウンターを仕掛けるか、もしくはボランチの選手らを経由して少し落ち着いた状態からサイド攻撃を仕掛けた。

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