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香川真司 6年前

見違えたドルトの「異なる表情」。やはり隠しきれないわずかな「隙」

ボルシア・ドルトムントは3日、RBライプツィヒ戦を1-1で引き分けた。前節とは異なるアグレッシブな姿勢は、前向きなものだ。それでも、勝ち点3に届かなかったのは、結局どこかで隙を見せてしまうことにある。(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

本来の「姿勢」を取り戻したドルトムント

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アグレッシブなプレスを取り戻したドルトムント【写真:Getty Images】

 アグレッシブな姿勢を取り戻した。3月3日に行われたブンデスリーガ第25節、対RBライプツィヒ戦。前節のFCアウクスブルク戦とは打って変わって、ボルシア・ドルトムントは、見違えるようなパフォーマンスを示した。

 試合後、ユリアン・バイグルは次のように振り返っている。

「アウクスブルクとの試合に比べれば、今日、僕らは全く異なる表情を示したね。前に向かって素早く、ハイプレスを仕掛けた」

 キックオフ直後から、コンパクトな陣形を保ったドルトムント。攻撃時には、少しプレスの緩いライプツィヒを尻目に「素早く」パスを回した。守備時には、ボールサイドに全体を寄せ、密集地帯を作り出し、人数を掛けてボールを奪って速攻を仕掛ける。ペーター・シュテーガー監督は「今日、我々はスタート時から存在感を示した」と振り返った。

 左SBのマルセル・シュメルツァーも積極的に攻撃参加する。10分にはアンドレ・シュールレとのコンビネーションで左サイドを崩し、ミチ・バチュアイのシュートをお膳立て。アウクスブルク戦に比べ、まるで別人のような「全く異なる表情」で、BVBは東独の新興クラブを攻め立てた。16分にはカウンターから3対2の状況を作り出す。マルコ・ロイスがシュールレにパスを出したが、オフサイドの判定。26分にも、ゴール前でバチュアイがロイスに落とすがオフサイドの判定。

 相手がベタ引きではなかったこともあるが、このようにドルトムントは持ち前のフィジカルとスピードを活かし、敵のゴールに迫っていった。

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