【日本 1-1 マリ 国際親善試合】

　日本代表は23日、国際親善試合でマリ代表と対戦し1－1で引き分けた。

　敗北が目前に迫る中、この日が代表デビュー戦となったアタッカーがゴールを奪った。60分からピッチに立った中島翔哉は後半アディショナルタイム、ゴール前でフリーになると冷静にシュートを決めた。

「負けていたので2点取らなきゃいけないですし、攻撃の面でどんどん仕掛けてみんなで2点取れればいいかなと思っていました」と中島。実際、果敢な突破で相手を翻弄した。

　得点については「ああいう位置にいられないこともあるので、ゴールのシーンはよかったと思います」と振り返る。「どんどん前に行ってドリブルでもパスでも仕掛けろ」というヴァイッド・ハリルホジッチ監督の指示を実践。最後までゴールを目指したからこそ結果を出すことができた。

「あそこの位置に入っていくっていうのは監督も言っていますし、自分もポルトガルでやっている中でも思っていたこと。ここに来てひとつ成長というか、進歩した部分だと思う。ただ続けなければ意味がないので」

　逆転勝利とはならなかったが、本人とっては今後への収穫も得られた。

「負けなくて良かったというのはありますし、次はもっといいプレーをして、勝てるように、勝ちにつながるようなゴールだったり、アシストだったりができるといいかなと思います」

　ウクライナ戦ではチームを勝利に導くプレーを見せたいところだ。

（取材：元川悦子、文・構成：編集部）

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