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日本代表 6年前

英国人が見たマリ戦「本当に決定力がないね、日本!」「一番目立っていたのはハト」

シリーズ:英国人が見た○○戦 text by 編集部 photo by Getty Images

「チャンスを全く決められなかった。引き分けが妥当」

ーー中島翔哉が最後の最後にゴールを奪ってなんとか1-1。いいところを見つけるのがなかなか難しい試合でした。

「その通りだね。良かったところをひとつ挙げるとすれば、前半でチャンスを作れていたこと。でも、全く決められなかった。引き分けが妥当だと思うけど、課題がたくさん残った。決定力、攻撃のスピード、判断力、攻撃のバラエティ…」

ーーやはり攻撃面に多くの課題が残ったということでしょうか。

「その通り。今日のディフェンスはある程度安定していたと思う」

ーーハリルホジッチ監督からチャンスをもらった選手たちの出来はいかがでしたか?

「宇賀神はいつもと違うポジションだったけど、今から定着するのは少し難しいと思う。大島も怪我をしてしまったけど、元気な時間帯でもそれほどインパクトを残せたわけではない。一方、中島は常に前向きで積極的だったし、最後に大事な1点を奪った。アシストをした三竿健斗も落ち着いてプレーできていた」

ーー昨年12月のEAFF E-1サッカー選手権から継続してチャンスを与えられた国内組の選手たちもいました

「スタメンになれるかどうかはわからないけど、中村はロシアに行けると思う。三竿も可能性がある。彼は落ち着いてシンプルにプレーできるので、長谷部のバックアップができそう。鹿島アントラーズでレギュラーに定着して自信をつけているかもしれない。それでもロシアへ行ける確率は50%くらいかな。逆に小林(悠)は少し厳しいかもしれない。ストライカーに最も必要なのはゴールだけど、『A代表』の試合でそんなに決められていないよね。ただ、小林のようなタイプの選手は他にいないので、まだチャンスは十分にあると思う」

ーー27日のウクライナ戦までに何が必要だと思いますか?

「攻撃にアクセントを入れられる選手が必要だと思う。今日の攻撃は少し読みやすすぎた。柴崎をトップ下で見たいね。彼は相手のディフェンスの裏に抜けて攻撃のテンポを変えたりすることもできるけど、今日はそのプレーがチームとして少なかった」

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