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中島翔哉、代表デビュー弾に浮かれず「自分ができることをやるのが大事」

text by 編集部 photo by Getty Images

中島翔哉
中島翔哉【写真:Getty Images】

 日本代表は24日、キリンチャレンジカップのウクライナ戦に向けて練習を行った。FW中島翔哉は、代表デビュー戦での得点に浮かれる様子はない。

 23日にマリと対戦した日本は苦戦を強いられた。その中にあった数少ないポジティブな要素が、中島の代表デビューである。途中出場でピッチに立ったポルティモネンセFWはアディショナルタイムに同点弾を記録。日本を敗戦の危機から救った。

 それでも中島は、初ゴールの余韻に浸っていない。「27日に試合があるので。昨日のゴールだけじゃなく、それ以外のプレーも良かったところと悪かったところがある。それを次に生かすというふうに考えています」とコメントした。

 デビュー戦での得点でさらに中島への期待は高まっている。だが本人は、「初めての試合だったので、そこまで自分が多くを言えるとは思えない」と前置きし、「まずは自分のできる役割をやることが大事。チームのことは、監督はじめ、たくさんの経験がある選手がいるでの、そのアドバイスを聞きながら、自分なりに、自分でできることをやっていくことが大事だと思います」と謙虚な姿勢を貫いた。

 中島はアフリカ人選手の身体能力に特別な意識を持っていない。「体格に関しては気にしてないです。ポルトガルにもアフリカの選手は結構いるので普通でした」と語っている。

 次は先発での起用があるかもしれないが、中島は別の課題があると感じている。「最初から出た場合は、より連係とか周りとの関係がないといけないと思います。昨日出た時間は、相手も結構スペースが空いていたので、個人で行ける部分もあった。これからいろんな選手のプレーとか人柄を知っていけたらなと思っています」と、初招集メンバーとしての向上のポイントを話した。

 それでも、まずは自分の力を発揮することが大事になる。「もっといろんなことをやりたいと思っています。自分の武器というか特長を出していくことが、日本にとっても大事ということを感じました」と中島は語り、自分なりのアピールを誓った。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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