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西野ジャパン、軸は本田圭佑か。就任会見で「メキシコ」の日程を心配

text by 編集部 photo by Getty Images

本田圭佑
日本代表の本田圭佑は西野監督の下で再び軸となるかもしれない【写真:Getty Images】

 ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の解任を受け日本代表の新監督に就任した西野朗氏が12日、都内で記者会見を行った。

 ワールドカップまで残り2ヶ月あまりということもあり、最終的な招集メンバーの決定までに実戦の機会がほとんどない。5月30日のガーナ代表戦が、ロシアでの本大会に臨む23人を確定させる直前に予定されているのみだ。

 5月14日までにはワールドカップに向けた予備登録メンバー35人を確定させてFIFAに提出せねばならず、それまでは約1ヶ月しかない。そういった時間的な制約がある中で、西野新監督は今後のスケジュールが未定であることを明かしたが「猶予があれば海外組の状況も実際に見たい」と述べた。

 その1人は、本田圭佑かもしれない。「5月の19日と20日が国内組の最後の試合。それが終わった後、あまり休暇なく招集してキャンプをしてガーナ戦に向かっていく」と、今月から最大15連戦となるJリーグ組の調整の難しさを憂慮しつつ、海外組についてもコンディション調整の難しさを指摘した。

「海外組も5月の2週目で終わってしまうスケジュールの選手もいますし、メキシコは4月中に終わってしまう状況で、コンディションもバラバラな中でガーナ戦に入っていく」

 確かに「海外組」はヨーロッパだけではないが、その中でも特に「メキシコ」だけを抽出して日程面での懸念を述べた。日本代表の主力選手でメキシコのクラブに所属しているのはパチューカの本田圭佑のみ。西野監督はヴァイッド・ハリルホジッチ前監督が冷遇してきた31歳を再びチームの軸に据えようとしているのかもしれない。

 なお、パチューカのリーガMX2017/18後期リーグ最終戦は現地4月28日に開催される。仮に上位8チームまでに入れば、リギージャと呼ばれる優勝決定プレーオフに進出し、決勝まで勝ち進むと5月20日まで公式戦を戦うことになる。

【了】

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