【英国人の視点】J2の地殻変動を象徴する山口の躍進。J3降格の危機脱し、スタイル再生でJ1昇格候補に

2018年04月13日(Fri)12時56分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images for DAZN
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エネルギッシュな若手が躍進の立役者に

オナイウ阿道
浦和レッズから期限付き移籍で加入したFWオナイウ阿道がレノファ山口の攻撃を引っ張る【写真:Getty Images for DAZN】

 その翌週も完全に立ち直ることはできず、ホームでのツエーゲン金沢戦は終盤に2点を奪われての2-2のドロー。だが第6節では松本山雅FCに対して逆に終盤の2点で追いついて流れを変え、続いてモンテディオ山形とのアウェイゲームでは1-0の堅実な勝利を挙げた。

 初めて本格的に力を見せつけたのは先週土曜日(7日)。今季のパフォーマンスが特に際立っているオナイウ阿道と小野瀬康介の2人の得点により、維新みらいふスタジアムで大宮を2-1で撃破してみせた。

 エネルギッシュで前向きで自信に満ちた2人のプレーはチームの姿勢を体現している。高木大輔や大崎淳矢、山下敬大らとともに、チームを地域リーグからJ2にまで引き上げてきた選手たちの後を受け継いでいく資格を全て兼ね備えているように感じられる。

 山口は2年前、上野展裕監督のもとで攻撃的・革新的なサッカーをするという触れ込みでJ2へ乗り込んだ。3シーズン連続で昇格を果たし、中国リーグからJFL、J3 と駆け上がってきた。

 J2初年度も遠慮なくその姿勢を発揮し、大いに対戦相手を苦しめた。庄司悦大と三幸秀稔が中盤でチームの手綱を握り、福満隆貴、島屋八徳、岸田和人がファイナルサードを走り回り、小池龍太が右サイドを駆け上がる。ジェフユナイテッド千葉にもセレッソ大阪にも4-2の見事な勝利を収めるなど、最終的に12位でシーズンを終えた。降格ラインには9ランク、14ポイントの差をつけた成績だった。

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