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長谷部誠フランクフルト、絶対王者バイエルンを下して1988年以来のドイツ杯優勝

text by 編集部 photo by Getty Images

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長谷部誠所属のフランクフルトがバイエルンに勝利【写真:Getty Images】

【バイエルン・ミュンヘン 1-3 フランクフルト ドイツカップ決勝】

 現地時間19日に行われたDFBポカール(ドイツカップ)決勝、バイエルン・ミュンヘン対フランクフルトは、3-1でフランクフルトが勝利し、1988年以来5度目の優勝を果たした。フランクフルトのMF長谷部誠はフル出場している。

 今季もブンデスリーガを制したバイエルンと、8位でリーグ戦を終えたフランクフルトのファイナル。開始8分、バイエルンはレバンドフスキのFKがクロスバーを叩くなど、やはり主導権を握った。

 だが、フランクフルトが狙い通りの展開に持ち込んだ。11分、レビッチが高い位置からプレスをかけてハメス・ロドリゲスからボールを奪うと、ケビン=プリンス・ボアテングがすぐにパス。ボールを奪って前に走ったレビッチがこのボールを受けて、先制点を奪った。

 それでも、その後はやはりバイエルンがペースを握る。17分のセットプレーではミュラーが惜しいシュートを放つなど、好機をつくった。

 53分には同点弾。ジューレのパスを受けたキミッヒが右サイドからクロスを入れると、レバンドフスキが押し込んで1-1となる。その後もバイエルンがボールを支配してフランクフルトを追い詰めていった。

 だが、フランクフルトは再び一瞬の隙を突く。82分、中盤でボールを奪ってダ・コスタがロングフィード。先制点のレビッチが2人のDFにつかれながら頭でボールを持ち出してペナルティエリアに侵入し、鮮やかに速攻を完結させた。

 それでも試合は終わらない。後半アディショナルタイム、ボアテングがハビ・マルティネスの足を蹴ったことがVARで確認され、バイエルンファンはPKを願った。しかし、主審の判定はCKからのリスタート。

 バイエルンはGKも攻撃参加させて同点弾を狙いにいくが、フランクフルトが阻止に成功する。すると、前線のガチノビッチにボールが渡り、無人のゴールまで一人旅。3-1とすると、優勝を告げるホイッスルが鳴った。

【得点者】
11分 0-1 レビッチ(フランクフルト)
53分 1-1 レバンドフスキ(バイエルン)
82分 1-2 レビッチ(フランクフルト)
90+6分 1-3 ガチノビッチ(フランクフルト)

【了】

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