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「日本は同レベルかやや上」。コロンビア代表MFが西野Jを称賛し警戒。中盤の要アギラール【ロシアW杯】

text by 編集部 photo by Getty Images

アベル・アギラール
コロンビア代表の中盤の要、アベル・アギラールが日本への警戒を語った【写真:Getty Images】

 ロシアワールドカップ初戦で日本代表と対戦するコロンビア代表。カザン郊外の保養地でトレーニングキャンプを続けている。現地時間15日、取材に応じたMFアベル・アギラールが日本代表について語った。

 守備的MFとして中盤の底でプレーするアギラール。ペケルマン監督の信頼が厚く、2016年10月からはレギュラーとなっており、中盤の要のような存在だ。中盤のフィルターとしてボールを刈り取るだけでなく、ハメスやクアドラードへのパスの供給源でもある。

 日本は突然の監督交代で戦術が変わったと見られている。それについては、「情報はすべて入手している。状況はすべて変わったが、随分前から日本の試合を分析してきたし、ベースとなる情報は頭に叩き込んでいる」と問題ないことを強調。そして「自分たちのサッカーを落ち着いて取り組むだけだ」と続けた。

 とはいえ、日本への警戒心は緩めていない。「日本はワールドカップ常連国で、間違いなく優れたチーム。何人かの選手は卓越した技術を持っている。チームはスピードがあり、コンパクトさを保ち、組織的に複雑な動きをする。これらはワールドカップで勝ち抜くために必要なこと」と西野ジャパンを称賛した。

 アギラールの日本への言及は続く。「日本を“小さなライバル”と見なしてはいけない。我々より下のチームなどなく、同レベルあるいはやや上と思っている。日本とは4年前にも対戦したが、状況はすべて違う。今回はまったく別の戦いになる」と語る。

 アギラールの表情は極めて冷静だったが、口調はゆっくりと慎重であり、「油断してはならない」という意図をしっかりと伝えたいように見えた。また、「トレーニングはパーフェクトで、コンディションはいい。万全の準備で臨む」と繰り返していた。

 昨日のカルロス・サンチェスも同様に日本への警戒心を強めていた。コロンビアは間違いなく最高の準備をして、日本戦に全力で臨んでくる。彼らは一戦の重みを知っている。格上のチームが、より確実に勝ち点3を奪うために必死にもがいている。それがワールドカップというものなのだろう。

(取材・文:植田路生【カザン】)

【了】

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