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日本代表 6年前

奇跡の8強入りへ…カギ握る“あの4人”の獅子奮迅。覚悟を持てなければベルギー戦は始まらない【宮澤ミシェルの独り言/ロシアW杯】

シリーズ:宮澤ミシェルの独り言 text by 青木務 photo by Getty Images

驚くほどハイレベルなベルギー

 ベルギー戦の話に戻ろう。ポーランド戦の後にベルギー対イングランドを観たんだけど、恐れ入ったね。レベルの高さにビビったよ(笑)。ピッチを広く使って、テンポが速いしパスの精度も高い。それからドリブル力もあって…どれを取っても強いチームだなと思うよ。守備もセンターバックのボヤタがいいし、穴がないよね。そんなチームとワールドカップの決勝トーナメントという舞台で真剣勝負ができる。素晴らしいことだよ。

 ベルギーとは昨年11月に親善試合で戦っていて、そういう意味ではどんなチームか体感しているとは言える。ポーランド戦は4-4-2で戦ったけど、この試合は4-2-3-1に戻すべきだ。前に2人置くよりも、中盤の人数を増やした方がいい。

 押し込んで相手のビルドアップを上手くやらせない。もしくは後ろでスペースを消して、アザールとメルテンスを自由にさせないことが大事になる。香川(真司)をトップ下に置くと思う。ボランチの長谷部(誠)と柴崎(岳)はほとんどマンツーマンになるよ。全部は無理だろうけど、センターバックと挟んでどうにかしないと。あのスピードで来られたらかなり振り回されるよ。

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