西野Jも屈したフェライニの高さ。日本が持つコンプレックス、解決策の1つとは【西部の目/ロシアW杯】

 西野ジャパンとの決勝トーナメント1回戦において、ベルギーMFマルアン・フェライニの高さは大いにその効力を発揮した。日本にとってはまた一つコンプレックスを植えつけられた格好だ。今後、日本サッカーを強化していくためには、現在の環境や文化という枠組にこだわりすぎないほうがいいのかもしれない。(文:西部謙司)

2018年07月06日(Fri)15時30分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
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アフロヘアを入れれば2m

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マルアン・フェライニ【写真:Getty Images】

 マルアン・フェライニの身長は194cmだが、アフロヘアのぶんを入れると2mにはなるだろうか。ラウンド16の日本戦では後半20分から登場し、2-2の同点とするヘディングシュートを決めた。

 フェライニが空中戦要員のようになったのはいつごろからだろうか。ベルギー代表ではアクセル・ヴィツェルとともにボランチを組んでいた。ケヴィン・デブルイネとムサ・デンベレはまだサイドアタッカーだった。長身で空中戦に強いのはもちろん、パスワークも上手かったしキープ力もあり、デュエルにも秀でた万能の守備的MFとして注目されていたものだ。

 少年時代は1万m競走のランナーになりたかったらしく、バスに乗らずに走って通学していたこともあったという。そのせいかスタミナも抜群、十代のころから頭角を表した。空中戦の強さが買われて、エバートンではティム・ケーヒルと2トップを組むこともあった。困ったらフェライニの頭、このイメージがついたのはエバートン時代かもしれない。

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