鮮烈なW杯デビュー
南アフリカW杯で本田は日本代表での地位を確固たるものにした【写真:Getty Images】
2010年1月、本田はロシアのCSKAモスクワに移籍。チャンピオンズリーグの舞台に立つと、セビージャ戦で直接FKを決めた。
同年に行われた南アフリカワールドカップにも出場。大会前、日本は調子が上がらず岡田武史監督はシステム変更と本田の1トップ起用を決断。すると本田はその期待に応えるように初戦のカメルーン戦で値千金のゴールを奪ってみせる。
さらにデンマークとの第3戦では遠目からのFKをブレ球で決めるなど勝利を呼び込んだ。日本はベスト16進出を果たし、本田はそれ以降、日本のエースに君臨することになった。
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