【英国人の視点】J2を席巻する松本と町田。ともにJ参入7季目、大事なのは「今何ができるか」

J2では、松本山雅FCとFC町田ゼルビアが首位を争う力を示している。Jリーグへの参入はともに2012年。まだまだ歴史の浅い両クラブだが、ピッチ上で重要なのは歴史ではない。佳境を迎えるシーズン後半戦、この2クラブはどのような戦いを見せるのか。(文:ショーン・キャロル)

2018年08月10日(Fri)9時00分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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相手のスタイルに合わせて戦える強さ

松本山雅
27試合を終え首位に立つ松本山雅【写真:Getty Images】

 昨季のJ1から降格したチームは、今季のJ2で印象的だと言うには程遠い戦いぶりを見せている。大宮アルディージャもヴァンフォーレ甲府もアルビレックス新潟も中位から下位を彷徨う一方で、Jリーグの中では比較的新参者である2つのクラブが上位を争っている。

 松本山雅FCは開幕から6試合白星なしというスタートだったが、その後はここまで2敗しかせず勝ち点53で首位。4連勝中のFC町田ゼルビアも勝ち点49で松本を追走している。

 相変わらず予測不可能なこのリーグにおいて、両チームは非常に高いレベルの安定感を披露しており、どちらも最近15試合で2回しか敗れていない。他チームにとって追うべき存在となっている。

 松本を率いるのは反町康治監督。2008年北京五輪で日本代表を率い、10年が経過した今でも狡猾な戦術家として変わらぬ姿を見せている。その反町監督のもとで、松本は相手がどのチームであろうとスタイルに合わせて戦える見事な力を見せつけてきた。

 空中戦で勝負することもできるし、ボールの後ろに人数をかけてカウンターを狙ってくるチームを突き崩すこともできる。ツエーゲン金沢を5-0で粉砕した5月12日の試合はその最たる例だった。

 より攻撃的なチームと打ち合うことも可能だ。徳島ヴォルティスと1-1で引き分けた5月26日のアウェイゲームや、ジェフユナイテッド千葉を3-2で破った先週末の激戦がそういう試合だった。

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