【英国人の視点】J2を席巻する松本と町田。ともにJ参入7季目、大事なのは「今何ができるか」

2018年08月10日(Fri)9時00分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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自動昇格を争う力をつけた町田

町田ゼルビア
好調な戦いぶりを見せている町田ゼルビア【写真:Getty Images】

 千葉戦も含めて松本は8試合連続無敗となり、そのうち7試合に勝利。ピッチ上のあらゆる部分で質の高い戦いを見せ、恐るべきペースで首位を走っている。

 堅固な守備陣の失点数はリーグ3位の少なさ。27試合をわずか25失点に抑え、12回のクリーンシートを記録している。攻撃陣のメンバーも充実しており、高崎寛之、永井龍、前田大然、セルジーニョなど豊富なオプションの誰もが多彩な手段で相手守備陣を攻略する力を有している。

 確かに、2位との差はまだ4ポイントでしかない。ジェフ戦に勝利を収めたあと、もし優勝すればユニフォームに星をつけられるのだろうかと気にしていたファンは、少し気が早すぎると言うべきだろう。だが7位と11ポイント差ということを考えれば、よほど大きく崩れない限りは、少なくともプレーオフ圏外へ転落する可能性は低そうだ。

 松本に並ぶレベルの好調な戦い振りを見せている唯一のライバルチームが町田だ。松本と同じ2012年にJ2に参戦してきたクラブだが、その後は厳しい道程を歩んできたチームだった。

 参入初年度のJ2は最下位で終え、すぐにJFLへの逆戻りを強いられた。2015年のJ3をレノファ山口FCに次ぐ2位で終え、入れ替え戦で大分トリニータを破ったことでようやく2部リーグへの復帰を果たすことができた。

 だが、相馬直樹監督が2度目の就任から5シーズン目を迎えた今季は、着実にペースを上げて首位争いに参戦してきた。自動昇格枠を争うチームの中で最も松本に近い存在だ。

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