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森保“兼任”監督、アジア大会で初黒星。ベトナムに屈し「私の働きかけがもっと…」と反省

text by 編集部 photo by Getty Images

森保一
U-21日本代表の森保一監督【写真:Getty Images】

【日本 0-1 ベトナム アジア競技大会グループリーグ第3戦】

 インドネシアでのアジア競技大会に参戦しているU-21日本代表は19日、グループリーグ第3戦でU-23ベトナム代表に0-1で敗れた。

 森保一監督が東京五輪を目指すU-21代表とA代表の兼任になってからの初黒星。すでに両チームとも決勝トーナメント進出を決めていたため大勢に影響はないが、勝利したベトナムがグループ1位で、敗れた日本は同2位で次のラウンドに進むこととなった。

 序盤の2分にビルドアップのミスから喫した失点が響き、日本は同点ゴールを奪えないまま敗れた。試合後の記者会見に臨んだ森保監督は「(試合の)入りのところで相手に我々のミスから得点を与えて勢いづかせたことによって、苦しい展開、難しい展開になったと思います」と痛恨の敗戦を悔やんでいた。

 とはいえベトナムは1月のAFC U-23選手権で準優勝していた、今大会でも屈指のチーム。森保監督も「第1戦(ネパール戦)、第2戦(パキスタン戦)とは全く違う、強度の高い、レベルの高い試合になると言っていた」と語る。

 だが、「選手が(ベトナムを)リスペクトしすぎたところはある」と、相手を意識しすぎたことによる悪影響も感じている。そして「選手はやる気を持って試合に臨んでくれたとおもいますが、私の働きかけがもっとうまくいっていれば、入りの部分から、チャレンジする姿勢をさらに持てていたのかなと、自分自身の反省であります」と試合に向けたアプローチの課題を認めた。

 日本が決勝トーナメント1回戦で対戦するのは、すでにグループEの首位突破を決めているマレーシアとなった。グループリーグで優勝候補筆頭の韓国を下した勢いのあるチームとの負けられない戦いに向け、森保監督は「強い韓国に勝った、強いマレーシアだと思うので、我々最善の準備をして戦いに備えたい」と、これまで以上に気を引き締めていた。

(取材・文:舩木渉【インドネシア】)

【了】

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