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香川真司 6年前

香川真司の心は折れず。4試合連続ベンチ外からの逆襲へ、CL初戦で「改めて感じた」こと

香川真司にとって苦しい状況が続いている。ボルシア・ドルトムントで今季開幕から公式戦4試合連続でベンチ外。新監督を迎えたチームの調子が上がりきらない中で、悶々とした日々を過ごしていた。チャンピオンズリーグでようやく巡ってきたチャンス。逆襲はここから始まる。(取材・文:本田千尋【ベルギー】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

香川、CL初戦で今季初出場

香川真司
香川真司がCL初戦のクラブ・ブルージュ戦で今季初の公式戦出場を果たした【写真:Getty Images】

 心は折れていなかった。

「自信はある」

 試合後、香川真司は力強く語った。9月18日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)、グループAの初戦。ボルシア・ドルトムントは、クラブ・ブルージュを1-0で退けた。辛勝だった。

 アウェイに乗り込んだドルトムントは[4-2-3-1]の布陣でベルギー王者との一戦に臨んだが、後方でボールを回せても、効果的にアタッキングサードに入っていくことはできなかった。

 まずはベンチから試合を見た香川が振り返る。

「やはり引かれた時っていうのは、非常に苦労している。それはブンデスリーガもそうですし、ましてやこういう(CLの)舞台だったら、相手もインテンシティ高いですし、非常にコンパクトで守備が整っていたので、なかなか崩し切れてなかったと思いますし。まあ、僕たちもやっぱりまだ新しい監督になったばかりの中で、修正、課題であったり、そういうものが非常に出ているんじゃないかなと思います」

 常々ルシアン・ファブレ監督が「時間が必要」と語っているように、まだまだドルトムントは戦い方を模索している。例えばクラブ・ブルージュ戦での中盤は、ダブルボランチにユリアン・ヴァイグルとアクセル・ヴィツェル、トップ下にマリオ・ゲッツェという構成だったが、これは今季初の組み合わせだ。そして背番号23が、ゲッツェに代わって62分から途中出場した。

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