柴崎岳、出場機会激減でも自信揺らがず。W杯を経て気づいたこと、自ら望んだ競争の中へ

2018年10月09日(Tue)11時15分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images
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W杯を戦って気づいたこと

柴崎岳
ワールドカップでベスト16の壁を破るには、今よりも激しい競争を勝ち抜いて生き残った選手たちがその舞台に立つ必要がある【写真:Getty Images】

 そしてもう1つ、柴崎にはロシアワールドカップでの経験を新たなサイクルに入ったチームに還元していくことが求められる。ところが本人は「今の段階でいろいろと伝えらえることとしてはない」と考えているようだ。

 では世界の舞台での経験をどう生かしていくのか。それは「練習などでの雰囲気作りや、今リアリスティックにできるようなこと」にとどまると柴崎は言う。既存の選手も、新しく入ってくる選手も、全員が競争の中にいるという意識を自らの振る舞いでチームに浸透させようとしているのかもしれない。日本代表は「実力ありきの世界だし、そういった(ワールドカップでの)悔しさを持っているから選ばれるわけではない」のである。

 柴崎がロシアの地で戦って痛感したのは、世界でベスト16の壁を突き破るためには「いろいろなタイプの選手が必要」ということだった。大会に出場するメンバー23人全員が、同じようなレベルで戦えなければ高い壁を越えることはできない。だからこそ、その場に立つ権利を手にするための競争はより激しくあるべきで、その競争を勝ち抜いて生き残った選手たちが、真の意味で壁を突き破ることができると考えている。

「いろいろな状況に対して対応できる選手が必要だということで言えば、今の時期からそういった競争力のある日本代表チームを作り上げていく。最終的にワールドカップのメンバーは23人ですけれども、30人くらい誰が出ても変わらないようなチームを作り上げる必要があるかなと。

(ワールドカップで勝つには)様々なタイプが必要になると思いますし、様々なシチュエーションに対応できる選手、それも高いレベルで対応できる選手が必要だと思いますし、交代選手も含めて日本がやはりさらに一丸となってやっていかないと、ベスト16を突破できないと思っているので、新しい選手がどんどん出てくるのは非常にいいことだと思います。また、さらに呼ばれていない選手でも、可能性がある選手はもっとたくさんいると思うので、そういった選手も含めて代表チームをいいものにしていく必要があるんじゃないかなと思います」

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