柴崎岳、出場機会激減でも自信揺らがず。W杯を経て気づいたこと、自ら望んだ競争の中へ

2018年10月09日(Tue)11時15分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images
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「ミスを恐れずにチャレンジできる時期が今」

柴崎岳
柴崎岳は森保ジャパンに何をもたらすのか【写真:Getty Images】

 もちろん、今よりも競争が激しくなるのであれば柴崎とて油断してはいられない。ロシアワールドカップを終えた段階で長谷部誠が代表引退を表明したとはいえ、ボランチは特徴の異なる人材が豊富なポジションの1つでもある。

 9月のコスタリカ戦では森保監督からキャプテンの腕章を託された青山敏弘や、ワールドカップにDFとして参加していた遠藤航がボランチとして好パフォーマンスを披露した。今回の招集メンバーにも若い三竿健斗が入っており、Jリーグにはロシアを経験した大島僚太などが控える。今後、東京五輪世代からの突き上げもあるだろう。今以上に競争が激しくなる中で、所属クラブで出場機会を得られない状況が続くなどすれば、柴崎でも日本代表から振るい落とされる可能性は大いにある。

 最も重要な目標は4年後のカタールワールドカップ、直近であれば来年1月のアジアカップ、そしてまずは目の前のパナマ戦とウルグアイ戦である。「今の自分たちの立ち位置が非常によく見える試合になる」と考える2つのマッチアップで、柴崎は自らの存在価値を示さなければ来月以降も日本代表で生き残っていける保証はない。

「勝利にこだわる戦いであれば、いろいろなことをやらなければいけないというのはもちろん考えます。ただそれをこの親善試合でいろいろなことを捨ててまでやるのかというと、またそれは違った考え方になると思います。

やっぱりこういう時期で親善試合として、チームとしてチャレンジできるところは積極的にチャレンジしていきたいですし、それは結果にこだわらないというわけではなく、ミスを恐れずにチャレンジしていける時期が今なのではないかなと思っているので、そういったものを考えながらやっていきたいなと思っています」

 クラブでの出場機会が限られコンディション調整も難しい中でも守りに入らず、新たなサイクルに入った日本代表の中で、自らの新たな可能性を示すことができるか。柴崎は常に自分と向き合いながら牙を研ぎ澄まし、揺るがぬ自信を胸に、自ら望んだ生き残りをかけた戦いに飛び込んでいく。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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