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室屋成「自分が高い位置に入った方が相手は嫌がっていた」。伊東純也と好連係

text by 編集部 photo by Getty Images

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室屋成【写真:Getty Images】

【日本 3-0 パナマ キリンチャレンジカップ2018】

 日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2018でパナマ代表と対戦し3-0と勝利した。

 右サイドバックでスタメン出場した室屋成は、一列前の伊東純也との連係について「縦に速い選手なので、本当はもうちょっとサイドに張らせたかった」と言う。しかし、実際は室屋が果敢にタッチライン際を駆け上がるシーンが多かった。そこには、ピッチ内の状況を冷静に把握する背番号3の姿があった。

「試合の流れ的に自分が高い位置に入った方が相手は嫌がっていたので、前半から僕が高い位置に入って、純也くんを中に入れて、俺からサコくん(大迫勇也)に楔を入れたりとか、そういったシーンを多く作った」

 そして、後半に入ると伊東との関係でサイドを攻略するシーンも創出。「(中島)翔哉や(堂安)律とは全然違うタイプですけど、試合の中で合わせながらうまくやれたと思います」と、スピードスターとのコンビネーションに手応えを得ていた。

 大迫への楔のパスも積極的に供給した。「ポジションに入るのがすごく上手いし、収めくれるので、そこは意識して入れるようにしました」と室屋。森保一監督からも話があったようで、「練習からFWに、タイミングが合ったらどんどん入れていけと言われていた」と明かす。

 相手の出方を見極め、臨機応変にプレーした室屋も勝利に貢献。今シリーズでは酒井宏樹という強力なライバルが招集されているが、ウルグアイ戦での活躍も期待される。

【了】

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