【岩政大樹×ウルグアイ戦】日本代表、新時代の到来を強烈に感じる勝利。若手CBの台頭で歴史が変わる

日本代表は16日、国際親善試合でウルグアイ代表と対戦し4-3で勝利を挙げた。この試合や12日のパナマ戦も踏まえ、10月の森保ジャパンの活動ではどんな成果や課題が見つかったのか。2010年の南アフリカワールドカップにも出場し、現在東京ユナイテッドFCで選手兼コーチとして活躍する元日本代表DF岩政大樹に、現役ディフェンダー目線で話を伺った。(分析:岩政大樹、構成:編集部)

2018年10月18日(Thu)11時59分配信

シリーズ:岩政大樹×〇〇
text by 編集部 photo Getty Images
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ウルグアイの想定を凌駕した日本

大迫勇也
プレッシングの先鋒となった大迫勇也(右)は世界屈指のDFディエゴ・ゴディン(左)と互角以上の勝負を披露した【写真:Getty Images】

 日本代表が4-3で勝利したウルグアイ戦は、非常に面白い試合になりました。

 日本は相手の攻撃を待ち受けるのではなく、2トップが先陣を切って相手のセンターバックに対してスプリントしてプレッシャーをかけ、それにボランチやセンターバックも連動していきました。そういった守備の狙いがはっきり見えただけでなく、プレッシングの勢いやスピード感もしっかり出ていたと思います。

 ウルグアイの選手たちも経験豊富ですから、日本が積極的にプレスをかけてくることは想定していたでしょう。しかし、日本の選手たちのプレスのスピードや強度、あるいは連動性は彼らの想定以上だったかもしれません。

 例えば大迫(勇也)選手がプレッシングに出ていくと、ボランチやセンターバックが同じタイミングで動いて前に出ていきます。この連動が予想以上に速かったことによって、普段通りならパスのスピードや判断の早さでプレッシャーをかわせると想定していたウルグアイの選手たちは本来もっている技術を発揮できていませんでした。

 両チームともモチベーションは高かったはずです。ウルグアイは直前の試合で韓国に敗れていて、日本に絶対勝たなければならないという思いがあったでしょう。一方、日本はパナマ戦に出場しなかったメンバーが多く起用され、彼らはウルグアイとの一戦に全てをぶつけようと入ったのではないでしょうか。

 ここからは無意識レベルの話になりますが、選手たちの頭には試合前に想定した画が入っています。ウルグアイが日本のことを舐めているというわけではなく、当然「勝たなければ」と思いながらも選手たちに「これくらいでいったらボールを奪えるだろう」「これくらいボールを回せるだろう」というイメージが試合前に描かれているということです。

 それに対し、日本のプレッシングのスピードや、攻守の切り替え、ボールコントロールなどがウルグアイの選手たちの想定を少しずつ上回っていたのではないかと見ています。その想定と現実のズレが積み重なっていくと、「何かがおかしい」という動揺がチーム全体に広がってしまいます。

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