フットボールチャンネル

久保建英、完全アウェイのジャカルタ決戦へ「やれることを全てやる」。U-20W杯まであと1勝

text by 編集部 photo by AFC

久保建英(AFC)
久保建英【写真:AFC】

 U-19日本代表は25日、AFC U-19選手権のグループリーグ第3戦でU-19イラク代表に5-0の快勝を収めた。

 FW久保建英はこの試合に先発出場し、果敢なドリブル突破から先制点となるMF滝裕太のゴールを演出。試合後にはインドネシアメディアの取材に応じた。

 右サイドから幾度となく好機に絡んだ久保は「試合の入りはすごく良かったと思いますし、序盤にゴールを奪うこともできました」と述べたが、「でも、イラクもかなり激しくプレッシャーにきていましたし、先制した後はちょっとした運みたいなものも必要で、最終的にいい結果で終われましたけど、もっと楽な展開にすることもできたと思います」と5ゴールを奪っての大勝にも決して満足していない。

 U-20ワールドカップ出場権をかけた準々決勝の対戦相手が日本に決まったため、インドネシアメディアの記者も日本のパフォーマンスに大いに注目していた。そのうえで大一番の相手であるU-19インドネシア代表の印象について問われた久保は「たくさんのファンが来て、素晴らしい選手たちがいる優れたチーム」と答えた。

 28日に首都ジャカルタで行われる決戦には、収容人数約7万6000人のスタジアムに相当な数のインドネシアサポーターが詰めかけてスタンドを真っ赤に染めると予想されている。それは久保にとっても「初めての経験」だという。

 それでも「インドネシアと対戦できて嬉しい」と日本の背番号9は言う。そして「次は相手のホームで、たくさんのサポーターがインドネシア代表の応援に来ると思います。その中でも僕たちはいい試合をして、できる限りのことを全てやらなければいけない」と、2大会連続となる世界への切符獲得に向けて覚悟を口にした。

 U-20ワールドカップ出場権をかけたAFC U-19選手権の準々決勝、日本対インドネシアは28日の日本時間21時半キックオフ予定となっている。

(コメント提供:モハマド・ロバーニ/ボラ・スポーツ、文:舩木渉【インドネシア】)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top