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広島一筋の森崎和幸が現役引退「今年の優勝諦めていない。僕も最後まで戦い続ける」

text by 編集部 photo by Getty Images for DAZN

森崎和幸
森崎和幸【写真:Getty Images for DAZN】

 J1リーグのサンフレッチェ広島が27日、チームに所属する37歳のMF森崎和幸が今季限りで現役引退すると発表した。

 広島の下部組織で育った森崎は2000年にトップチームへ昇格。オーバートレーニング症候群を発症しながらも、J1通算427試合に出場し19得点を記録し、J1優勝やゼロックススーパーカップ制覇に貢献してきた。J2へ降格した2003シーズン、2008シーズンには1年でのJ1復帰に貢献。共に広島でプレーしていた双子の弟・森崎浩司は2016シーズン限りで現役引退している。

 森崎は広島のオフィシャルサイトを通じて「私、森崎和幸は2018シーズンをもちまして現役を引退することを決断しました。ユース時代を含めて22年という長い間、サンフレッチェ広島でプレーできたのは、いつも応援していただいている株主・スポンサーの皆様、ファン・サポーターの皆さん、クラブ関係者の皆さん、家族、そしてこれまで共にプレーしてきたチームメートのおかげだと思っています。本当にありがとうございました」

「振り返れば、僕はサンフレッチェ広島に入団させてもらった時から、このクラブ一筋でプレーすることしか考えていませんでした。引退するのも「サンフレッチェ広島」という強いこだわりがある中、まずその思いが実現できたことを幸せに思っています。また、約20年間のプロ生活でもさまざまな経験をさせてもらいました。歓喜に満ち溢れた3度のJ1優勝はもちろんのこと、悔しさを味わった2度のJ2降格、自分自身の体調不良による離脱など、喜びだけでなく、苦しい時期もたくさんありました。それでも何度も這い上がってこられたのは、やはりファン・サポーターの皆さんがどんな時も常にそばにいてくれたからです。いろんな想いを一緒に共有できたことは、僕のサッカー人生における大切な宝物になりました。長い間、支えてくださり感謝しています。まだまだ感謝の思いはありますが、それは別の機会で直接、皆さんに伝えたいと思います」

「そして最後に、僕は今年の優勝は諦めていません。最後まで共に戦ってください。僕も最後まで戦い続けます!」とコメントした。なお、現役引退セレモニーは11月24日にホームで行われる名古屋グランパス戦後に行われる。

【了】

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