U-19日本が掴んだ世界への切符。潜在能力は『黄金世代』以上? アジア制覇は至上命題

2018年10月29日(Mon)12時20分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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アジア制覇は至上命題

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久保建英【写真:Getty Images】

 仮に今回の面々がアジアの頂点に立てば、東京五輪世代は2カテゴリー揃ってアジア王者に輝く。そして、大きな自信とプライドを手にすることになる。その成功体験は今後のキャリアを築くうえで非常に大きな財産になる。名実ともに「史上最強世代」という称号を得るためにも、残された2試合に勝つことは、彼らに託された至上命題と言っていい。

 その先には間違いなくA代表入りが待っているはずだ。過去のU-20ワールドカップ経験者から中田英寿、中村俊輔(磐田)、小野、本田圭佑(メルボルン)、香川真司(ドルトムント)といった長くA代表で活躍した人間が出てきたことを考えると、今回のメンバーからにもその可能性が少なからずあるだろう。

 今回の準々決勝のように天気含めて最悪の環境下に置かれても終始冷静にプレーできる久保筆頭に、今大会4ゴールの宮代、途中出場ながら積極果敢な突破を試みた斉藤光毅(横浜FCユース)、小柄ながら球際に絶対的自身を持つ齊藤未月、最終ラインをコントロールした橋岡大樹(浦和)らはその候補者だ。アタッカー陣の華々しさに比べると、浦和で右ウイングバックを務めている橋岡をセンターバックで使わなければならない守備陣はやや戦力的に苦しいところがあるが、菅原も小林友希(神戸ユース)も東も試合をこなすごとに着実に成長している。

 そういった前向きな要素を最大限生かしつつ、11月1日の準決勝、4日の決勝もアグレッシブに戦うこと。それが今の影山ジャパンに求められる重要なポイントだ。

「すぐに次に切り替えて、優勝という2つ目の目標に向かってはいれればいい」と斉藤光毅と同じチーム最年少の久保が言うように、とにかく貪欲に泥臭く優勝という結果を手にすること。そして史上最強世代として一気にのし上がることだ。彼には自分たちが日本サッカーの未来を握っていることをしっかりと自覚して、最後まで戦い抜いてほしい。

(取材・文:元川悦子【インドネシア】)

【了】

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