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香川真司 5年前

香川の出場はあるか? 連戦が続くドルトムント。ロイスとゲッツェが示す、背番号23の役割

現地時間31日、ボルシア・ドルトムントはDFBポカール杯2回戦でウニオン・ベルリンと対戦する。指揮官は同試合でローテーションを行うことを示唆しており、怪我の状態次第では香川真司のも出番が回ってくるかもしれない。その中で求められることとは?(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

重要な連戦を控えるドルト

ボルシア・ドルトムント
ドルトムントは31日、DFBポカールでウニオン・ベルリンと対戦する【写真:Getty Images】

 息つく間もなく次の試合がやってくる。10月31日に行われるDFBポカール2回戦で、ウニオン・ベルリンを迎えるボルシア・ドルトムント。今週末のヴォルフスブルク戦を終えれば、翌週は、6日にアウェイでのアトレティコ・マドリー戦、10日にはバイエルン・ミュンヘン戦と、重要な連戦が控えている。

 前節ヘルタ・ベルリン戦は土壇場で敵にPKを与え、2-2のドローに終えたドルトムント。ウニオン・ベルリン戦を上手く利用することで、心身ともに整え直し、前半戦のハイライトとなる2連戦に臨みたいところだ。

 もちろん2部所属とは言え、ウニオン・ベルリンは簡単に勝てる相手、とも言い切れない。代表ウィーク明けは、21日のSCパーダーボルン戦、28日のディナモ・ドレスデン戦と、2試合連続でスコアレスのドローに終えている。決して攻撃力があるとは言えないが、得点は許していないように、固い守備が持ち味だ。リーグ戦では11試合を終えて総失点数は7と、18チーム中最も少ない数字を残している。

 7日のハイデンハイム戦では、粘り強さも披露。94分のセットプレーで、ゴール前に上がったGKラファエル・ギキエヴィツのヘディング弾で1-1の同点に追い付いた。

 ドルトムントとウニオン・ベルリンは、2年前の16/17シーズンにもポカール2回戦で顔を合わせている。その時は81分に追い付かれ、1-1のまま延長戦を終え、PK戦にまで持ち込まれてしまう。今回も持ち前の守備力を武器に、5バック気味で引いて粘り強く戦ってくるはずだ。30日の会見では、ルシアン・ファブレ監督も「とてもコンパクトで良く組織されている」とウニオン・ベルリンを警戒。スイス人指揮官は「ポカールの試合は簡単ではないことを知っている」と言う。

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