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“欧州最強の盾”を崩せるか。ドルトムントが挑むマドリードでの決戦、そこに香川の姿なし

ボルシア・ドルトムントは6日、チャンピオンズリーグ・グループリーグA組第4節でアトレティコ・マドリーと対戦する。勝てば首位での決勝T進出をほぼ確定させることができるドルトムントは、怪我人が続々と復帰を果たしており、おおむね万全の状態で試合に挑むことができそうだ。ただ、帯同メンバーの中に香川真司の名はなかった。(文:本田千尋【ドイツ】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

香川真司は帯同せず

ボルシア・ドルトムント
ドルトムントはアウェイでA・マドリーと対戦する【写真:Getty Images】

 最高の称号を過去のものとできるか。11月6日にチャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグA組、第4戦を控えるボルシア・ドルトムント。ホームでの対戦時に4-0で完勝したアトレティコ・マドリーと、今度はアウェイで激突する。

 目下15戦無敗と破竹の勢いで進軍を続けるチームは、その前日、11月5日にドルトムント空港から決戦の地マドリードに飛んだ。そこには気管支炎を患っていたマリオ・ゲッツェと、膝の打撲で離脱していたウカシュ・ピシュチェクの姿もあったという。

 ウニオン・ベルリン戦でそけい部を痛め、戦列を離れたアブドゥ・ディアロは帯同していないようだが、3日のヴォルフスブルク戦ではマヌエル・アカンジが復帰した。1-0で勝利したその試合で、スイス代表CBは安定したパフォーマンスを見せている。野戦病院化しかけたDF陣だが、ダン=アクセル・ザガドゥも試合をこなす毎に成長している。最後列に問題はないと言えるだろう。

 また、ヴォルフスブルク戦に続いて、香川真司は、引き続き遠征に帯同していないようだ。しかしチームは、5日付の『ビルト』電子版が「BoREUSia Dortmund(ボルシア・ドルトムントとロイスを掛け合わせた造語)」と形容する現行のスタイルで好調を維持している。マリオ・ゲッツェも復帰したこともあって、ルシアン・ファブレ監督の決定に異を唱える余地はない、と言わざるを得ない。

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