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磐田、小川航基&田口泰士ゴールで勝利し残留。東京Vは11季ぶりJ1復帰ならず

text by 編集部 photo by Getty Images for DAZN

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田が東京ヴェルディを下してJ1残留【写真:Getty Images for DAZN】

【ジュビロ磐田 2-0 東京ヴェルディ J1参入プレーオフ決定戦】

 J1参入プレーオフの決定戦が8日に行われ、ジュビロ磐田と東京ヴェルディが対戦。2-0で勝利を収めた磐田がJ1残留を決めた。

 磐田はJ1最終節の川崎フロンターレ戦に劇的な逆転負けを喫したことで16位に転落し、プレーオフに回ることになった。試合は磐田のホームで行われ、引き分け以上なら残留を決めることができる。

 だが東京Vは、引き分けでは敗退となる2つの試合を勝ち抜いて決定戦へ駒を進めてきた。1回戦では大宮アルディージャ、2回戦では横浜FCをいずれも1-0で下し、11年ぶりのJ1復帰を懸けた決戦に挑む。

 勢いやメンタルの部分では東京Vに分があったかもしれないが、磐田は落ち着いて試合に臨み、21分には先に決定的チャンスを迎える。大久保からの浮き球パスを受けてゴール前左側に侵入した山田が至近距離からシュートを放ったが、GK上福元の好セーブに弾き出された。

 さらに40分、スルーパスを受けてエリア内右側に抜け出した小川が飛び出した上福元に倒されて磐田にPK。これを小川自らが冷静なシュートでゴール左に沈め、磐田が1点をリードして前半を折り返した。

 後半立ち上がりにもFKから流れたボールに小川が滑り込むがわずかに枠外へ。後半半ばからは東京Vも反撃に転じ、ゴールを脅かす形を増やしていくが、磐田守備陣は集中力を途切れさせることなく対応し時間を経過させていく。

 77分には磐田がカウンターを繰り出し、右サイドに侵入した大久保が強烈なシュート。わずかに上福元が触ったシュートはクロスバーを叩いて追加点ならず。

 だがその3分後、磐田が残留を大きく引き寄せる2点目を奪う。小川がエリア手前で倒されてFKを獲得すると、前半にも惜しいFKを放っていた田口が壁の間を抜くシュートをゴール左へ蹴り込んで2-0とした。 

 3点が必要となった東京Vは最後までゴールを奪えず、そのまま試合終了。磐田がJ1残留を決め、東京Vは来季もJ2で戦うことになった。

【得点者】
41分 1-0 小川航基(磐田)
80分 2-0 田口泰士(磐田)

【了】

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