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2018年欧州ベストイレブン! Fチャン編集部選定、今年の主役となった名手たち【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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写真左からカンテ、モドリッチ、ロイス【写真:Getty Images】

エンゴロ・カンテ(フランス代表/チェルシー)
生年月日:1991年3月29日(27歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/2得点2アシスト ※12月26日現在

 フランス代表のロシアワールドカップ制覇を陰ながら支えた守備的MF。無尽蔵のスタミナを武器に90分間ピッチを走り続け、果敢にボールに絡むことができる。クリーンなタックルで確実にボールを刈り取る能力が非常に高く、主にディフェンス面での貢献度が大きい選手だ。

 今季、所属するチェルシーでは本職のボランチではなく一列前のインサイドハーフとして出場することが多いカンテ。シーズン序盤はやや存在感が薄れることが多かったが、徐々に慣れ始め、再び本来の輝きを放ち出している。

マルコ・ロイス(ドイツ代表/ボルシア・ドルトムント)
生年月日:1989年5月31日(29歳)
今季リーグ戦成績:17試合出場/11得点7アシスト ※12月26日現在

 現在、ブンデスリーガ首位を走るドルトムントにおいてマルコ・ロイスの存在は別格だ。今季はここまでリーグ戦17試合に出場し、11ゴール7アシストと申し分ない活躍をみせている。もはやこの男がいるといないとではまったく別のチームになってしまうのだ。

 昨季序盤は怪我の影響でリーグ戦出場はなかったが、年明けに復帰すると大爆発。リーグ戦11試合で7ゴールをマークするなど、怪我の影響を感じさせない活躍でチームのチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した。今季は懸念されていた怪我もなくシーズンを迎えることに成功し、ここまでリーグ戦11ゴール7アシストをマーク。2018年に入ってからは公式戦でなんと21ゴールも挙げているのだ。ロイスにとって今年は真の実力を証明した1年になったのではないだろうか。

ルカ・モドリッチ(クロアチア代表/レアル・マドリー)
生年月日:1985年9月9日(33歳)
今季リーグ戦成績:16試合出場/0得点2アシスト ※12月26日現在

 レアル・マドリーでチャンピオンズリーグ3連覇に、ロシアワールドカップではクロアチア代表の準優勝に貢献するなど、2018年のルカ・モドリッチの働きは大きかった。繊細なボールタッチと華麗なドリブル、守備にも尽力的と、攻守において放つ輝きはどの選手にも劣らない。

 ロシアW杯では大会の最優秀選手に輝き、バロンドールも受賞するなど、2018年はまさにこの男の年だった。FIFAクラブワールドカップでも芸術的なゴールを沈めるなど、最後の最後までそのレベルの高さを証明した。誰もが認める、今年の「顔」であることは間違いない。

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