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柴崎岳、“小学生からのアイドル“小笠原満男の引退に驚くも「お疲れ様と言いたい」

text by 編集部

柴崎岳
柴崎岳【写真:Getty Images】

 日本代表は27日、来年1月5日から2月1日にかけてアラブ首長国連邦(UEA)で行われるアジアカップに向け、千葉県内で合宿を行った。

 練習後、柴崎岳は「知らなかったんで驚きはもちろんあります」と鹿島アントラーズのMF小笠原満男が今季限りでの引退を発表した事についてコメントし「満男さんがたぶんいろんなことを考慮したうえでのことだと思うんで。満男さんの意見と言うか、考えを尊重して、お疲れ様でしたと言いたいです」と話した。

「小学生の頃からのアイドル」と小笠原を称した柴崎は「満男さんのリストバンドを買って練習をしてた小学校時代もありますし、その当時は2002年で小学校4年生くらいだったんで」と憧れの存在だったことを明かした。

 その後2人は2011年から2016年までチームメイトとして一緒にプレーもした。「緩い空気だったりとか甘い空気感っていうのを察知するのが人一倍早くて、檄を飛ばすことも多々あった」と当時の様子を振り返った。

 一方、アジアカップについては「ホントに難しい試合になると思います。試合の中でこうなったからこう変えようっていうところですとか、柔軟な対応力というのをしっかりと出さなければ勝てないと思います」と気を引き締めている。

 前回大会も代表に選ばれた柴崎だったがわずか70分間の出場に終わった。今大会は主力としての活躍を期待されているが「チームとしての対応力も、個人としてもそこを担っていく役割があるかなとは思います。もちろんゴール、アシストもそうですし、失点を減らしてなるべくゼロでっていう部分もそうですし。なるべく日本が主導権を握れるような展開を僕は導いていけるようにしていきたい」と自らの役割について語っている。

「やはりベンチにいるメンバー含めてどれだけモチベーションを落とさないでやっていけるかっていうのが非常に大事になるかと思いますし、その23人が同じ、誰が出てもある程度同じような力を出せるようなメンバーでないといけないと個人的には思う」と話す柴崎は登録メンバー全員の力で2大会ぶりのアジアカップ制覇を目指す決意を示した。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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