日本代表、トルクメニスタンは未知との遭遇。波乱含みのアジア杯、初戦の怖さと攻略法は?

日本代表は9日、アジアカップのグループリーグ初戦でトルクメニスタン代表と対戦する。事前情報の極めて少ない相手になるが、FIFAランキングで格下だからと甘く見てはならない。中央アジアのミステリアスな怖さを秘めたチームをいかに攻略していくべきか。どこよりも詳細に読み解く。(取材・文:河治良幸【UAE】)

2019年01月09日(Wed)10時20分配信

text by 河治良幸 photo Wataru Funaki , Getty Images
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番狂わせ続出のアジアカップ

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トルクメニスタン代表【写真:Getty Images】

 アジアカップは波乱含みの開幕となっている。前回王者のオーストラリアが初戦でヨルダンに敗れれば、チャナティップなど複数のJリーガーを擁し、躍進が期待されるタイが伏兵のインドに1-4で大敗。南アフリカワールドカップでガーナをベスト8に導いたセルビア人のミロバン・ライェバッツ監督がいきなり解任された。

 また親善試合で日本に0-4で敗れているキルギスは1-2で初戦を落としたものの、中国をギリギリまで苦しめれば、名将スベン=ゴラン・エリクソン率いるフィリピンは韓国に0-1と善戦した。

 優勝候補のイランはイエメンに5-0と大勝したが、カルロス・ケイロス監督は「先にオーストラリアが敗れて、中国や韓国が苦戦したことは初戦に臨む我々に大きな精神的アドバンテージとなった」と語っており、何となく緩んだ気持ちで初戦に入らないことがいかに大事かを物語っている。

 日本がアジアカップの初戦で対するのはトルクメニスタン。日本が昨年11月に親善試合で対戦したキルギス共和国と同じ中央アジアの国で、FIFAランキングは127位、AFC内では46ヶ国中25位となっている。

 そうしたデータだけ見れば日本よりも明らかな“格下”であり、少し間違えれば、油断して入ってしまう危険のある相手でもある。

 ロシアワールドカップの2次予選ではイラン、オマーンに続く3位で最終予選に進めなかったが、ホームの試合ではオマーンに勝利し、イランに引き分けた。アジアカップ予選ではバーレーンに2敗したものの、シンガポール、チャイニーズ・タイペイを上回り2004年大会以来となる本大会出場を決めた。最終節のバーレーン戦では0-4と大敗したが、すでに予選突破を決めた後で、それまでの試合からメンバーにも入れ替えがあったため、額面通り受け取るのは禁物だ。

 攻撃のキーマンはアルスランミラト・アマノフとルスラン・ミンガゾフの両ウィング。左のアマノフは早いタイミングで味方からボールを受け、積極的な仕掛けからミドルシュートに持ち込むタイプのサイドアタッカー。右のミンガゾフはチャンスメイクのスキルが高く、アマノフが左サイドを突けば、逆サイドから飛び出してペナルティエリア内でのフィニッシュに絡んでくる。

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