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塩谷司、チーム状態改善へ前向き。「コンディションを上げれば優勝は見えてくる」

text by 編集部 photo by Getty Images

塩谷司
日本代表の塩谷司【写真:Getty Images】

 日本代表は現地時間9日にアジアカップ2019の初戦を戦い、トルクメニスタン代表に3-2の勝利を収めた。一夜明けた10日、DF塩谷司が前日の試合やチーム状態について語った。

「実力的に差があるとは言っても、やっぱり初戦というのは非常に難しいですし、自分が日本にいた時にも天皇杯とかで初戦すごく難しかったりというのはあったので。その中で勝ち切れたというのは日本にとってすごく良かったことだと思います」

 現地時間15時キックオフで行われたトルクメニスタン戦は、UAEのクラブに所属して現地をよく知る塩谷にとっても厳しいと感じられる環境だった。「時期的に見れば涼しい時期ですけど、やっぱり昼の時間は暑いので。条件は相手も一緒なので言い訳にはできないですけど、やっぱりこの時期でも3時の試合というのは結構きついなと」。通常はUAE国内で3時からの試合というのは少なく、「早くて4時45分」だという。

「最初のアップでグラウンドに入った時も、ちょっと暑いなと感じました」と塩谷。「でも暑さって慣れだと思うので。ここで試合や練習をこなしながらどんどんコンディションが上がっていくと思います。色々な経験がある選手ばかりなので、みんなうまく対応してくると思います」と今後について不安視はしていない。

 だが、現時点でチームの仕上がりは「全然良くないと思います」と塩谷は印象を語る。「まだみんな持ってる能力からすれば満足いくプレーではないと思います。でも初戦にピークが来るより、ここから上がっていく方が全然良いと思うので。みんなコンディションを上げていって、練習から切磋琢磨して高いレベルでトレーニングを積んでいけば、自ずと優勝というのが見えてくるんじゃないかと思います」

 13日に対戦するオマーンはUAEの隣国。「昨日の試合にもサポーターの方がたくさん来ていたんですけど、アル・アインに国境があって、オマーンの人たちとかもたくさん見るので。次の試合はもっとアウェイって感じが出てくるんじゃないかと思います」と塩谷は見通しを述べる。

 中東のチーム全般の特徴として、「1点2点と入ってくるとだんだん(集中力が)切れてくる。0-0で後半の終わりくらいまでいくとワンチャンスあるぞと、カウンター1発でってそういう戦いをしてくるチームが多いと思うので、そこは気をつけなきゃいけないところだと思います」と注意すべき部分を挙げている。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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