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アジアカップ、決勝T初戦の相手はサウジアラビア。過去の戦績・相性は? 5-0もあったが直近は…

text by 編集部 photo by Getty Images

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日本代表と決勝トーナメント1回戦で対戦するサウジアラビア代表【写真:Getty Images】

【日本 2-1 ウズベキスタン AFCアジアカップ2019・グループリーグF組第3節】

 日本代表は17日、AFCアジアカップ2019・グループリーグF組第3節でウズベキスタン代表と対戦し、2-1と逆転勝利を収めた。

 戦前は得失点差で2位だった森保ジャパンだが、ウズベキスタンを下したことで首位でのグループリーグ突破を決めた。決勝トーナメント1回戦ではE組を2位で終えたサウジアラビアと対戦する。

 日本とサウジアラビアの対戦成績をおさらいしてみたい。1990年9月28日の初対決を皮切りに過去13度戦い、8勝1分4敗と日本が勝ち越している。

 直近ではロシアワールドカップ・アジア最終予選で激突。ホームでは2-1と日本が勝利したものの、アウェイでは苦戦を強いられた。すでにワールドカップ出場を決めていたハリルジャパンに対し、サウジアラビアは引き分け以下の場合3位でプレーオフに回ることになっていた。後がない中東の雄は63分、アル・ムワラドが豪快なシュートを沈めてリードを奪う。日本は選手交代を行い攻勢に出るも、ゴールは遠くそのまま0-1で敗れた。

 また2007年のAFCアジアカップでは準決勝で対戦。35分に先制されたものの、2分後に中澤佑二のゴールですぐさま同点に追いついた日本。その後、両者1点ずつ加えて迎えた57分、日本は3点目を奪われてしまう。日本は多くの時間でボールを保持したものの勝利には繋げられず。準決勝敗退となり、大会3連覇を逃した。

 サウジアラビアに意地を見せられる試合がある一方で、日本が力の差を示したゲームもある。例えば2000年のAFCアジアカップ。圧倒的な強さで頂点へと駆け上がったこの大会の日本だが、グループリーグでサウジアラビアと対戦。柳沢敦、高原直泰、名波浩、小野伸二のゴールで4-1と撃破。決勝でも再び顔を合わせたが、これも1-0で逃げ切っている。

 さらに2011年のAFCアジアカップでは5-0と圧勝。前田遼一の2発、岡崎慎司がハットトリックを達成する活躍を見せた。

 通算では日本が勝ち越しており、強さが際立つゲームもあった。それでも最近の対戦は拮抗。今大会の森保ジャパンは3連勝で決勝トーナメント進出を決めたが、内容は磐石とは言い難い。苦戦の中で成長している段階で、サウジアラビアを楽に飛び越えられる保証はどこにもない。

 とはいえ、間違いなく難敵である相手に勝利しベスト8に駒を進められれば、日本はさらに自信を深めるはずだ。

【了】

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