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アジアカップ、準々決勝の相手はベトナム。過去の戦績・相性は? 昨年は“森保J”敗れる

text by 編集部 photo by Getty Images

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ベトナム代表【写真:Getty Images】

【日本 1-0 サウジアラビア AFCアジアカップ2019・決勝トーナメント1回戦】

 日本代表は21日、AFCアジアカップ2019・決勝トーナメント1回戦でサウジアラビアと対戦し、1-0で勝利した。

 若きCB冨安健洋がセットプレーから頭で決めてリードを奪った森保ジャパン。後半はボールを握られ続け、ヒヤリとする場面も作られた。それでも1点を守りきり、ベスト8に駒を進めた。次は東南アジアのベトナム代表と対戦する。

 東南アジアというとタイが真っ先に思い浮かぶ人が多いのではないか。チャナティップ(北海道コンサドーレ札幌)やティーラシン(サンフレッチェ広島)といった面々がJリーグで活躍しているからだ。一方、ベトナムもサッカー人気が高い国で成長著しい。

 最近では昨年1月に開催されたAFC U-23選手権で躍進。粘り強い戦いで決勝まで駒を進め、ウズベキスタンと対戦した。延長後半終盤に勝ち越しゴールを奪われて敗れたが、準優勝という成果を手にしている。ちなみにウズベキスタンは準々決勝で、21歳以下のメンバー編成で臨んでいた日本を4-0と粉砕。日本の指揮を執ったのは森保一監督である。

 日本とベトナムのA代表戦は過去に3度あり、いずれも日本が勝利している。だが、A代表として最後に対戦したのは2011年。その後ベトナムサッカーは急成長を遂げ、若い世代が台頭した。世代別では昨年、アジア競技大会のグループリーグで対戦。森保監督率いるU-21日本代表は敗れている。

 今回のアジアカップでも結果を出しているベトナム。注目はグエン・コン・フォンとグエン・クアン・ハイ。前者はベトナムの国民的スターで水戸ホーリーホックに在籍経験もある。後者は天才肌のレフティーで、グループリーグのイエメン戦では左足で直接FKを決めている。

 アジアカップでは試合を経るごとに相手ペースの時間が増えている日本だが、果たしてベトナム戦ではどのような戦いを見せるだろうか。引き続きタフなゲームが予想されるが、ベスト4進出を果たしたいところだ。

【了】

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