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森保監督、アジア最強イラン相手に3-0「戦う姿勢をもって臨んでくれた」

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

森保一
森保一監督【写真:田中伸弥】

【日本 3-0 イラン AFCアジアカップ2019・準決勝】

 日本代表は28日、AFCアジアカップ2019・準決勝でイラン代表と対戦し3-0で勝利した。

 イランはここ6年、対アジアの公式戦では39試合無敗だった。今大会も優勝候補の一角に挙げられていた強豪を、日本が乗り越えていった。森保一監督は「イランは今大会もそうですし、これまでの結果・成績がアジアのなかでも優れていて、厳しい戦いを覚悟して戦いに臨もう」と選手たちに働きかけたという。

 そして、「選手たちがいい準備で、戦う姿勢とチャレンジする気持ちで、勝利することができてよかったです」とイレブンをたたえた。

 この日も粘り強く戦い、勝利を引き寄せた。これまでとの違いについて指揮官は「基本的には変わっていないと思います」とし、こう続けた。

「選手たちが今日のイラン戦に対して相手に敬意を払う、相手を知ったうえで持てる力をすべて発揮しようと。勝利にこだわって戦えたことは変わらなかった。変わったことは、相手は身体能力の強さを生かして攻め込んでくる。戦う姿勢をもってアグレッシブにやってくれた。バトルのところも選手が意識をもって臨んでくれた。攻撃はプレッシャーがあるなかでボールをつないで前線に配球したことで攻撃ができるようになった。勇気をもってチャレンジしてくれた」

 2大会ぶりの優勝をかけて臨む決勝戦も「やるべきベースの部分をもった上で、現実と向き合ってプレーしたい」と語った。

 イラン戦では遠藤航が負傷交代を余儀なくされた。背番号6について森保監督は「左のもも裏に痛みがあるという報告を受けた」と説明した。

(取材:植田路生、文・構成:編集部)

【了】

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