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UAE各紙が日本代表を称賛「寿司の上に完璧なトッピング」「南野拓実は走り続けた」

text by 編集部

UAE紙
UAE紙【写真:植田路生】

日本代表は現地時間28日、UAE・アルアインにおいてAFCアジアカップ2019準決勝でイラン代表と対戦し、3-0と快勝。決勝の駒を進めた。

 翌29日付の現地4紙朝刊ではこの試合のレポートを掲載。4紙ともFW大迫勇也の先制点のシーンをおさめた写真を使用している。

『ナショナル』は「日本が攻撃し続けてイランを倒す」との見出し。「イランの選手たちはファウルをアピールするもレフェリーはプレーを止めず、南野拓実はボールを追ってクロスを上げノーマークの大迫が合わせた」と先制点の場面に言及。「日本は5回目のアジア王者の座をかけて、UAE対カタールの勝者と決勝で対戦する」と締めくくった。

『ザ・ガルフ・トゥデイ』は「日本は大迫2発でイランを沈めアジアカップ決勝に進出」との見出し。同紙は守備についても言及。DFについては「冨安健洋がストライカーのアズムンを止めた」、GKについては日本のミスからイランがチャンスと作りアズムンが抜け出した場面について「厳しい覚悟から打ったが権田修一に止められた」としている。

『ガルフニュース』は「冷静な日本がイランをアジアカップから退けた」との見出し。「イランはロングボールを放り込んだが吉田麻也は適応しすべて跳ね返した」とこちらも守備を評価。やはり先制点については触れており、「イランがアピールしている間も南野拓実は走り続けた」と日本が集中力を切らさずにプレーを続けたことに言及した。

『ハリージ・タイムス』は「日本がイランを手懐け、アジアカップ決勝へ進出」との見出し。試合の流れを振り返り「イランは11本のシュートを放つもセーブされた」とまとめた。また、原口元気のゴールについては「寿司の上に完璧なトッピング」と独特の表現で称賛した。

 各紙とも日本にポジティブな論調だった。準決勝もう1試合、UAE対カタールは日本時間29日23時キックオフ。決勝戦は日本時間2月1日23時キックオフ。

(文:植田路生【UAE】)

【了】

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