『トップ下・久保建英』という魅力。1を3に、FC東京が持つ絶対にして最大のプランB

2019年03月12日(Tue)11時10分配信

シリーズ:週刊Jリーグ通信
text by 下河原基弘 photo Getty Images
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久保だからこそ作れるゴールへの道筋

 トップ下・久保建英。魅力的な響きだ。名門・バルセロナも認めた才能がピッチの中央でいかんなく発揮される。若き天才がボールを受け、その能力を攻撃に集中する。

 堅守からのファストブレイクが最大の持ち味のFC東京にあって、90分間この形でいくことは難しい。久保も「サッカーはチームスポーツなので、俺が俺がという風にはいかないですし、チームの勝利が最優先の中で、一人ひとり特徴があると思うのですけど、まず土台としてチームに求められるコンセプトというのができないと試合に出られないのは当たり前だと、このチームでしっかり学べたと思う」と話しているように、チームあっての自分ということは理解している。

 だが、どうしても1点が欲しい場面が来た時は、このオプションは絶対にして最大の武器になるはずだ。昨年より明らかに体が強くなった17歳は、マークの厳しいトップ下でも、フィジカルでつぶされることなく得点に直結したプレーを出せる。

 そして久保だからこそ、引いた相手でも、他の選手にはないアイデアと技術でゴールへの道筋を作れる。あと一歩という試合が少なくないFC東京にとって、この鳥栖戦のように引き分けを勝ちにしていくことができれば、また1点ビハインドで同点ゴールを奪えれば、おのずとACLも頂点も見えてくる。

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