『トップ下・久保建英』という魅力。1を3に、FC東京が持つ絶対にして最大のプランB

2019年03月12日(Tue)11時10分配信

シリーズ:週刊Jリーグ通信
text by 下河原基弘 photo Getty Images
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次節は首位・名古屋戦。また新たな一面が見られるか

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長谷川健太監督【写真:Getty Images】

 その久保は、少しオープンな展開になったアディショナルタイムにドリブルでかけ上げると、FWジャエルにラストパスを送り今季初アシストを記録。ボールに目をやらず、理想のコース取りでドリブルをし、味方の動き出しや相手の位置を確認して完璧なパスを出すという、攻撃センスの塊のようなプレーを見せた。

「非常に素晴らしい、クオリティーの高いパスでした。彼は30点ぐらいアシストできると思うので、そのうち私に15点ぐらいアシストして欲しい」と新外国人は冗談まじりに語っていたが、その途方もない数字も久保ならばこそ出てきたものだろう。

「アシストできたので、これでプレッシャーなく次の試合ものびのびプレーできればいいんじゃないですかね」と冷静に話した久保。「後半途中からトップ下に入って、1人こちらが多かったので、ああいう間の部分が、どれだけ相手が良い守備をしていても空いてくると思っていました。ああいうところで何回かシュートチャンスもあって決め切れなかったのはもったいないですけど。でもあそこまで行けたのは良いことかなと思います」と慢心しない姿は、底知れない伸びしろを感じさせた。

 長谷川監督は「前半相手も警戒して自由を与えてもらえなかった展開だと思いますが、相手が少し足が落ちてきて、トップ下にも入って彼本来のプレーができたと思っています。素晴らしいシュートもよかったですし、よいアシストだったと思います。まずはアシストという結果を出せたので、次はゴールという結果を期待したいと思います」と、さらなる活躍を熱望する。

 次節は3連勝と波に乗る首位・名古屋との直接対決。強敵との難しい試合になるからこそ、久保の新しい一面が見られるかもしれない。

(取材・文:下河原基弘)

【了】

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