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決勝点のファルカオ、亡き父にゴールを捧げる。「サッカーの素晴らしさを教えてくれた」

text by 編集部 photo by Getty Images

ラダメル・ファルカオ
コロンビア代表のラダメル・ファルカオ【写真:Getty Images】

【日本 0-1 コロンビア キリンチャレンジカップ】

 キリンチャレンジカップ2019の試合が22日に行われ、コロンビア代表が日本代表に1-0の勝利を収めた。決勝点を記録したFWファルカオ・ガルシアは試合後にチームの戦いぶりを振り返るとともに、1月に死去した父親にゴールと勝利を捧げた。

 ファルカオは64分、日本が冨安健洋のハンドで与えたPKをゴール左隅に蹴り込んだ。コロンビア代表の歴代最多得点記録を更新する通算33点目のゴールが決勝点となり、昨年のワールドカップで日本に敗れた借りを返すことに成功した。

「日本は良いチーム。戦術的にすごく勤勉で、危険なプレーをできるようにするには必死に頑張る必要があった」とファルカオ。それでも「コロンビアはしっかりボールを持って、最終的にはゴールを奪うのに十分なだけのチャンスを生み出すことができた」と勝利を喜んだ。

 コロンビア代表選手として五輪出場などの経験もあったファルカオの父親は、今年1月に61歳で死去していた。「父はこのスポーツの素晴らしさを教えてくれて、いつもそばにいてくれた。今はもういないので、一つ一つのゴールと勝利を父に捧げたい」とファルカオは亡き父への思いを口にした。

 26日にはコロンビアはアウェイで韓国代表と対戦する。「韓国もすごく競争力の高いチーム。しっかり戦わなければ難しくなる」とファルカオは次の戦いに目を向けている。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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