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セルジ・サンペール、日本ファンの歓迎に「恩返ししたい」。母国紙に語る

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

セルジ・サンペール
ヴィッセル神戸に加入したセルジ・サンペール【写真:舩木渉】

 J1のヴィッセル神戸に所属するMFセルジ・サンペールは、スペイン紙『マルカ』のインタビューに答え、日本でのデビューの感想や移籍を決断するに至った経緯などについて語った。

 バルセロナに所属していたサンペールは今月4日にバルサとの契約を解消し、その後神戸への加入が正式発表された。17日に行われたJ1第4節の清水エスパルス戦で初めてベンチに入ると、80分からの交代出場で日本デビューを飾った。

 日本での第一印象については「非常に満足している」とサンペール。デビュー戦については「良い感触だった。少しずつ練習している。勝てなかったけど、また自分がサッカー選手だと感じられるようになったこと、ピッチ上で自分が重要だと感じられるようになったことが嬉しい」と久々の実戦を喜んでいる。

「すごく愛されていると感じている。まだ来たばかりだが、素晴らしい歓迎をしてもらえた。信頼してもらえる恩返しをしたいと感じている」と日本のファンからの対応にも感謝の思いを述べた。

 日本への移籍を決断するにあたっては、神戸が関心を示しているという話をまずDFジェラール・ピケから聞いたという。神戸オーナーの三木谷浩史氏がピケに電話をし、サンペールについて尋ねたとのことだ。その後、アンドレス・イニエスタや三木谷氏と話をして神戸のプロジェクトについての説明を受け、「難しい決断」ではあったが日本行きを決めたと振り返っている。

 まだ24歳と若いサンペールは、欧州復帰も含め、今後に向けたあらゆる可能性を閉ざしてはいない。「バルサで成功する夢は叶わなかったが、サッカーで成功することを目指していきたい。それが日本であれどこであれ、大事なのは幸せでいられることだ」と未来への意欲を口にした。

【了】

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