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ボリビア、日本戦はコパ・アメリカに向けた準備。監督「強豪との対戦で成長を目指す」

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

エドゥアルド・ビジェガス
ボリビア代表を率いるエドゥアルド・ビジェガス監督【写真:舩木渉】

 26日に行われるキリンチャレンジカップ2019の試合で、日本代表とボリビア代表が対戦する。前日の会見に参加したボリビアのエドゥアルド・ビジェガス監督は日本戦を前に意気込みを語った。

 ビジェガス監督は冒頭「ボリビア代表にとって今回日本でキリンチャレンジカップを戦えるのはとても嬉しい。我々はボリビアから長い旅をして、まず韓国と非常にインテンシティの高い試合をした。そして明日日本と戦う。我々は非常にモチベーションの高い状態で明日の試合に臨む。ワールドカップに出場し、そこで素晴らしい活躍をした日本代表と対戦できることは我々にとってとても光栄なことだ」と語った。

 今月22日には韓国代表と対戦し0-1で敗れてボリビアだがビジェガス監督は「私たちは今、新しいプロセスをスタートさせようとしている段階。このプロセスの中で、AクラスとFIFAで定義される強豪チームとの対戦を通じて成長していくことを目指している。そしてコパ・アメリカにより良いコンディションで臨みたいというのが我々の考えだ。明日の試合は結果にかかわらず、コパ・アメリカに向けて、このチームの中で、チームスタッフが持つ考えをより強固なものにしていく、そういったことが求められればと思っている」とあくまでも6月から始まるコパ・アメリカに照準を合わせている事を強調した。

 日本の印象について監督は「選手個人もチームとしても非常に秩序を保ってプレーするチームという印象がある。攻守においてブロックを形成しながら、それを維持しながらプレーできる。ワールドカップでも相手陣地で非常に積極的に攻撃を仕掛けていたと思う」と話した。

 自らの強みを「守備面と中盤でボールコントロールに長け、相手ゴールに向けて攻撃を仕掛けていく力を持ったチーム」と語るビジェガス監督は一方で「前線で作り出したチャンスを最終的に決める力、決定力が今の私たちに足りないところだと思う」と課題も口にしている。

「今のボリビア代表は新しいチームで、構成している選手たちの平均年齢は24歳。新しい代表チームでのプロセスはスタートしてから2ヶ月くらい。この間にU-20ワールドカップのチリで行われた南米予選に出場した若い選手たちを起用している。彼らの存在がこの代表チームに変化をもたらしつつある」と話すビジェガス監督は日本相手にどのようなサッカーを見せてくれるのだろうか。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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