ユベントス、独走優勝も「プレミアリーグなら3番手か4番手」。ロナウド加入も見えない最適解

2019年04月22日(Mon)11時13分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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流れを変えた指揮官の修正

 絶好調のキエーザはユーベの守備陣を次々と置き去りにし、あわや追加点というシーンまで作っていた。戦術上ではジリ貧の状況である。これを看破したアッレグリ監督は、30分ごろから修正を図った。4バックから3バックへの変形だ。

 エムレ・ジャンを右のCBに落とし、アウトサイドだけでなくインサイドも器用にこなすクアドラードを内側に絞らせた。こうしてフィオレンティーナの戦術への噛み合わせを図ると、CKのチャンスを活かして同点とする。37分、ミラレム・ピャニッチの右CKにアレックス・サンドロがニアへと飛び込み、ダイビングヘッドでゴールへと突き刺した。

 3バックへの修正でサイドの幅を取れるようなったユベントス。後半にはそのサイドを使って、ロナウドが逆転のオウンゴールを演出した。右サイドに流れてドリブル突破を図り、グラウンダーのクロスを放つ。カバーに入ったヘルマン・ペッセッラがボールを脚に当てるが、非情にもGKの股下を抜けて、ゴールの中へと転がっていった。

 こうして、勝利を飾ったユベントス。「イタリアに来て最初の一年でタイトル奪取に貢献できて満足だ。来季は100%残留するかって?1000%だよ」とロナウドはイタリアで中継を担当したDAZNのインタビューに笑顔で答えた。イングランド、スペイン、イタリアで優勝を飾り、外国人選手には順応が難しいとされるセリエAで結果を残したのはやはり大したものである。だがCLの優勝と、それを狙うためチーム作りは宿題となってしまった。

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