ユベントス、独走優勝も「プレミアリーグなら3番手か4番手」。ロナウド加入も見えない最適解

セリエA第33節、首位を独走するユベントスはフィオレンティーナと対戦。逆転勝利を飾り、ユベントスの8連覇が決まった。クリスティアーノ・ロナウドが加入した今季は、リーグ戦では2位に勝ち点20の差をつけて圧倒したものの、チャンピオンズリーグでは準々決勝で敗退。来季に向けた課題はどこにあるのだろうか。(取材・文:神尾光臣【イタリア】)

2019年04月22日(Mon)11時13分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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歴代タイの独走優勝

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ユベントスはセリエA8連覇を達成した【写真:Getty Images】

 最後は、勝利で決めた。フィオレンティーナを逆転で下し、主審が試合終了の笛を吹く。ベンチに下がっていたファン・クアドラードは、数年前の優勝セレモニーと同じように、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の頭にバニシングスプレーを撒き散らした。彼のスプレー攻撃は他の選手にも及び、クリスティアーノ・ロナウドの頭まで真っ白になっていた。

 5試合を残しての優勝は、1946-47シーズンのトリノ、1955-56シーズンのフィオレンティーナ、2006-07シーズンのインテルと並ぶ歴代タイ記録だ。国内では7連覇中とただでさえ圧倒的な戦績を残していたところに、リオネル・メッシと並ぶ世界最高峰のスターを引き入れたユベントス。結局彼らは、2位ナポリに勝ち点20もの差をキープした上で8連覇を決めた。

 もっともCL準々決勝アヤックス戦での敗退によって、ケチがついてしまった感があるのは否めないところだ。この試合でもショックは引きずっており、フィオレンティーナには何度もチャンスを作られた。

 試合中に戦術的な修正を図って、チャンスをものにしてきっちり勝ちに繋げるのもまたユーベらしいところ。ロナウドもゴールはなかったものの、サイドに流れての鋭い突破からクロスを放ち、相手のオウンゴールを誘っている。

 強さを維持して試合をまとめた反面、来シーズンに向けてチームをどう作り直すかという課題も同時に晒した。優勝を決めたフィオレンティーナ戦でのパフォーマンスは、複雑な色彩を帯びていた。

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