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清水が劇的逆転勝利で最下位脱出。横浜FMは2位浮上のチャンス逃す

text by 編集部 photo by Getty Images for DAZN

清水エスパルス
清水エスパルス【写真:Getty Images for DAZN】

【清水エスパルス 3-2 横浜F・マリノス J1第15節】

 明治安田生命J1リーグ第15節の清水エスパルス対横浜F・マリノス戦が15日に行われ、ホームの清水が3-2の勝利を収めた。

 横浜FMは前節まで3連勝と調子を上げており、この試合にも勝利すれば2位に浮上できる状況。特に攻撃陣はリーグ最多の24得点を叩き出している。一方の清水は5チームが勝ち点で並ぶ大混戦のリーグ下位の中で、得失点差により最下位に沈んでいた。

 試合はチーム状況を反映する展開でスタートし、やはり横浜FMが攻勢。前半32分には喜田拓也からの縦パスで和田拓也がエリア内へ抜け出し、中央にこぼれたボールにエジガル・ジュニオが反応して先制点を奪った。E・ジュニオは3試合連続ゴールであり、得点ランク首位に並ぶ今季7点目。

 横浜MFは前半を支配率約70%という優位で折り返す。だが59分、右CKを獲得した清水は金子翔太がクロスを上げ、ファーポストからドウグラスが頭で折り返したボールを、中央の松原后がヘディングで叩き込んで同点とした。

 81分には再び横浜FMが突き放す。マルコス・ジュニオールからの浮き球パスで清水ディフェンスラインの裏に抜け出した仲川輝人が、シュートをGKに当てながらもネットに押し込んだ。仲川も3試合連続となるゴール。

 だが直後にM・ジュニオールが2枚目のイエローカードを受けた横浜FMは10人となってしまう。数的優位に立った清水は89分、北川航也からのパスで抜け出したドウグラスが4試合連続となるゴールを決めて2-2の同点に。

 さらにアディショナルタイムに入った91分、交代出場のルーキー西澤健太が左サイドのスペースからゴール前に持ち込み、GKとの1対1から逆転のゴール。プロ初ゴールが値千金の決勝点となり、清水が最下位脱出に繋がる大きな白星を挙げた。

【得点者】
32分 0-1 エジガル・ジュニオ(横浜FM)
59分 1-1 松原后(清水)
81分 1-2 仲川輝人(横浜FM)
89分 2-2 ドウグラス(清水)
90+1分 3-2 西澤健太(清水)

【了】

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