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日本戦2発の“コパ男”バルガスがチリのレジェンド超え。3大会連続得点王も視野に

text by 編集部 photo by Getty Images

エドゥアルド・バルガス
チリ代表のエドゥアルド・バルガス【写真:Getty Images】

【日本 0-4 チリ コパ・アメリカ2019】

 コパ・アメリカ2019(南米選手権)グループステージC組第1節の日本代表対チリ代表戦が現地時間17日に行われ、チリが4-0の勝利を収めた。FWエドゥアルド・バルガスはこの試合で2ゴールを挙げている。

 チリは前半にMFエリック・プルガルのヘディング弾で先制。54分には右サイドからのパスにダイレクトで合わせたバルガスのシュートが冨安健洋に当たってコースを変えゴール右隅に突き刺さった。82分にはアレクシス・サンチェスがヘディングで3点目を奪い、その直後にもバルガスがGK大迫敬介の頭上を抜くシュートで4点目を加えた。

 バルガスは2015年大会ではペルーのパオロ・ゲレーロと並ぶ4得点で大会得点王となり、チリの優勝に大きく貢献。2016年のコパ・アメリカ・センテナリオでも6得点を挙げてチリを連覇に導いた。過去にコパ・アメリカで3大会連続得点王となった選手はいないが、初の偉業に向けて好発進を切っている。

 バルガスのコパ・アメリカでの通算成績はこれで13試合に出場して12得点。チリ『エル・グラフィコ』などによれば、10点で並んでいたエンリケ・オルマサバル氏を上回り、コパ・アメリカにおけるチリ代表の歴代最多得点者となった。

 またバルガスは通算11得点のゲレーロを上回り、現役選手ではコパでの通算得点数が最多に。歴代でも10位タイに浮上しており、もう1点を挙げればガブリエル・バティストゥータ氏(アルゼンチン)などと並ぶ5位タイとなる。

 日本戦の2得点によりバルガスのチリ代表での通算得点数は38点となり、37点のマルセロ・サラス氏を上回る歴代単独2位に浮上した。通算42点目を挙げたサンチェスが歴代1位となっている。

【了】

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