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ACL王者の鹿島、連覇へ向けて広島に先勝。広島は終盤に退場者出し無得点に終わる…

text by 編集部 photo by Getty Images

鹿島アントラーズ
鹿島アントラーズ【写真:Getty Images】

【鹿島アントラーズ 1-0 サンフレッチェ広島 ACL決勝トーナメント1回戦1stレグ】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦1stレグが18日に行われ、前回王者の鹿島アントラーズがホームでサンフレッチェ広島と対戦し、1-0で勝利を収めた。

 前回王者の鹿島は2トップにFWセルジーニョと土居聖真を起用。中盤にはMF三竿健斗、レオ・シルバ、遠藤康、白崎凌兵が入った。FW伊藤翔はベンチスタートとなった。対する広島はワントップにFWドウグラス・ヴィエイラを起用。シャドーにMF森島司と渡大生が入った。

 チャンスらしいチャンスがない中で迎えた22分、広島がチャンスを作る。左サイドからのグラウンダーのクロスにドウグラスが合わせるも、ボールはわずかにゴール右へと外れてしまった。

 だがその直後の24分、左サイドをドリブルで駆け上がった土居がペナルティエリア左に侵入。そのまま左足でクロスを上げると、広島DFがスライディング。ボールが足に当たり、高く上がったボールにセルジーニョがヘディングで押し込み、鹿島が先制に成功した。

 先制された広島は鹿島ゴールに迫るも、前半のうちにゴールを奪うことができず、鹿島の1点リードで折り返した。

 広島は71分、巧みなパス交換で左サイドからペナルティエリア手前の中央まで侵入すると、ドウグラスが右足でシュート。これは枠を捉えることができなかった。1点の欲しい広島はMF川辺駿に代えてFWパトリックを投入した。

 すると81分、スルーパスに反応したパトリックがペナルティエリア左に抜け出し、左足でシュート。だが、これはオフサイドの判定となってしまった。

 攻勢に出たい広島だったが、86分にMF稲垣祥が鹿島DFチョン・スンヒョンに対してタックル。稲垣にイエローカードの判定が下った。この日2枚目のイエローカードを受けた稲垣は退場となってしまった。広島は終盤に退場者を出してしまう。

 退場者を出した広島は最後まで得点を奪うことができず、鹿島が1-0で勝利した。次戦は25日に広島のホームで2ndレグが行われる。

【得点者】
24分 1-0 セルジーニョ(鹿島アントラーズ)

【了】

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