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スペイン主要クラブシーズン査定。今世紀最低も…3強はCL逆転敗退、2度監督交代の悪夢【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

アトレティコ・マドリー

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首位に大きく差をつけられたアトレティコ・マドリー【写真:Getty Images】

全体評価:C
リーグ戦成績:2位 勝ち点76(22勝6敗10分)
UEFAチャンピオンズリーグ成績:ベスト16

 ディエゴ・シメオネ監督就任8季目の今季は、少し物足りない結果に終わった。リーグ戦は昨季に続いて2位を死守したものの、3試合を残してバルセロナの優勝を許した。さらに、UEFAチャンピオンズリーグでも、ラウンド16・1stレグで2-0と勝利したものの、アウェイで行われた2ndレグではまさかの大敗。早々に姿を消すこととなった。

 今季はFWフェルナンド・トーレス、MFガビ、FWケビン・ガメイロといったベテランを放出し、20代前半のFWトマ・レマル、FWジェルソン・マルティンス、MFロドリゴを獲得。ロドリゴはリーグ戦34試合に出場したが、シーズン終了後にマンチェスター・シティへの移籍が決まってしまった。

 今季の低調の要因として挙げられるのは、前線の選手のパフォーマンスだろう。リーグ戦15得点をマークしたアントワーヌ・グリーズマン以外は軒並み低調。リーグ戦わずか2ゴールに終わったジエゴ・コスタは31節バルセロナ戦で退場処分となり、8試合の出場停止になる大誤算。冬に期限付き移籍で加入したアルバロ・モラタもリーグ戦6ゴールで、救世主とはならなかった。

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