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中島翔哉、ポルトで待つ新たな11人の仲間。ライバルは超強力! 言わずと知れたあの名手も【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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写真左からD・レイテ、サラビア、ペペ、A・テレス【写真:Getty Images】

ペペ(ポルトガル代表/背番号33)
生年月日:1983年2月26日(36歳)
昨季リーグ戦成績:13試合出場/2得点0アシスト

 ポルトガル代表としてUEFAネーションズリーグや2016年の欧州選手権(EURO)制覇に貢献し、レアル・マドリーで数多くのタイトルを獲得してきた百戦錬磨のセンターバック。抜群のポジショニングと対人戦の強さで相手攻撃陣を無力化できる選手であり、試合の中で常にファイティングスピリットを失わない闘将だ。これまでに培ってきた経験と実績は申し分なく、36歳となった現在でもトップレベルで勝負に挑み続けている。

 ポルトに加入したのは今年1月のこと。2006/07シーズン以来の復帰となった古巣でもさっそく主力としてプレーし、フェリペやエデル・ミリトンらとともに最終ラインを統率。いきなりチームの新たな顔となることに成功したのだ。来季も最終ラインのリーダーとして出場することが濃厚で、フェリペやミリトンらが抜けたDF陣をどのように束ねられるかに注目が集まる。マドリー時代にも手を組んだGKイケル・カシージャスと再び堅い守備を築くことになるだろうか。

ディオゴ・レイテ(ポルトガル/背番号4)
生年月日:1999年1月23日(20歳)
昨季リーグ戦成績:3試合出場/1得点0アシスト

 ポルトガル期待の若手CB。身長188cm、体重80kgの体躯を生かした対人戦の強さと確かな足下の技術力を武器に攻守に渡ってチームに大きく貢献できる選手である。各年代別のポルトガル代表に招集されており、2016年のU-17欧州選手権では優勝に、翌2017年のU-19欧州選手権では同国の準優勝に貢献するなど確かな才能を秘めている。現在はU-21ポルトガル代表を主戦場としているが、ポルトガル代表デビューを飾る日も近いのではないか。2022年のカタールワールドカップで同国の守備の要として活躍することが期待される。

 ポルトのトップチーム昇格を果たしたのは昨季のこと。若手レフティーはリーグ開幕3試合で先発起用されるなどスタートダッシュに成功したかに思えたが、フェリペとエデル・ミリトンらを前にし、第4節以降は出番を失う。その後は主にBチームを主戦場としていた。しかし、Bチームでは安定感ある活躍を見せるなど、ポテンシャルを発揮。昨年9月にはポルトのヤングアスリート・オブ・ザ・イヤーに輝くなど、トップチーム復帰への道筋を作った。さらに追い風となったのが今夏、ポルトの守備を支えたフェリペとミリトンが揃ってクラブを退団したことである。新シーズンはこの男がポルトの守備を支えることになるかもしれない。

レンソ・サラビア(アルゼンチン代表/背番号-)
生年月日:1993年6月16日(26歳)
昨季リーグ戦成績:21試合出場/0得点0アシスト(ラシン・クラブ)

 昨年9月にアルゼンチン代表デビューを果たした26歳の攻撃的サイドバック。スピードと加速力、豊富なスタミナを駆使して前線に厚みを加えることができ、アルゼンチン国内で確かな成長を手にした選手だ。先日まで行われていたコパ・アメリカ2019(南米選手権)でも2試合に出場しており、グループリーグ最終節のカタール代表戦では2-0の完封勝利に貢献している。決勝トーナメントでは出場機会がなかったが、代表の一員として同国の3位に貢献している。

 そんな同選手は今夏にポルト移籍を決断。同クラブは移籍金700万ユーロ(約8億6000万)を支払い、2023年までの4年契約で獲得に至ったようだ。サラビアにとってはこれが欧州初挑戦。しっかりと爪痕を残したいところだが、どのようなパフォーマンスを見せるか。まずはレアル・マドリーに移籍したエデル・ミリトンの穴を埋めるほどの活躍を披露したい。

アレックス・テレス(ブラジル/背番号13)
生年月日:1992年12月15日(26歳)
昨季リーグ戦成績:33試合出場/4得点8アシスト

 ポルト不動の左サイドバック。過去にはガラタサライやインテルなどに在籍した経歴を持っており、インテル所属時には日本代表の長友佑都と激しいポジション争いを繰り広げた選手である。武器は縦への推進力とそこから繰り出される精度抜群のクロス。26歳の同選手はポルト加入後、それらの特徴を存分に発揮してポルトガル国内でも圧巻の輝きを放ってきた。2017/18シーズンにはリーグ戦で13アシストを記録するなど、その実力は十分。まさにポルトにおいて欠かせぬ存在だ。

 昨季もリーグ戦33試合に出場するなど主力としてプレーし続けた同選手。DFながら4得点をマークし、アシストも8回記録するなど、相変わらず攻守両面でチームに多くのものをもたらした。もちろん新シーズンも左サイドバックのファーストチョイスとなることが濃厚で、再び目に見える結果を残し続けたいところ。左サイドハーフでの起用が考えられる中島翔哉との連係にも期待だ。

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