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中島翔哉、ポルトで待つ新たな11人の仲間。ライバルは超強力! 言わずと知れたあの名手も【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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写真左からオタービオ、コロナ、ペレイラ、S・オリベイラ【写真:Getty Images】

ダニーロ・ペレイラ(ポルトガル代表/背番号22)
生年月日:1991年9月9日(27歳)
昨季リーグ戦成績:25試合出場/2得点1アシスト

 ポルトガル国内でも屈指の実力を持つボールハンター。鋭い危機察知能力を活かして相手の攻撃を早い段階でストップすることを可能としており、1対1の強さには絶対の自信を持っている。ポルトガル代表としても2016年の欧州選手権(EURO)やUEFAネーションズリーグに出場を果たしており、いずれの2大会で優勝に貢献している。ロシアワールドカップは膝靭帯断裂の影響で出場を逃すことになったが、活躍が期待されていた選手であったことは間違いない。

 ポルト不動のMFにはかつてアーセナルやバルセロナといったクラブが獲得に興味を示していたと言うが、現段階では新シーズンもポルトでプレーすることが濃厚。その粘り強い守備と抜群のデュエルの強さを武器に再び同クラブをポルトガル王者に導くことはできるだろうか。主将のエクトル・エレーラが退団した今、同選手に懸かる期待は大きい。

セルジオ・オリベイラ(ポルトガル代表/背番号-)
生年月日:1992年6月2日(27歳)
昨季リーグ戦成績:8試合出場/1得点1アシスト
昨季リーグ戦成績:11試合出場/3得点0アシスト(PAOK)

 ポルトの下部組織出身で昨年9月にポルトガル代表デビューも果たしたMF。巧みなボールコントロールと繊細なタッチを武器に中盤で違いを生みだすことができる選手であり、ゴール前での決定的な仕事ぶりはピカイチだ。セットプレーのキッカーとしても優秀で、チームに多くのチャンスをもたらすことも可能。これまでは何度かレンタル移籍を繰り返してきたが、持っている力は十分だと言えるのではないか。

 昨季はポルトで新シーズンのスタートを切り、冬にレンタルでギリシャのPAOKに加入した同選手。新天地でのリーグ戦では11試合で3得点という成績だったが、新シーズンは退団したエクトル・エレーラの穴を埋めるほどの活躍を見せることが期待される。クオリティの高いプレーを発揮し続け、セルジオ・コンセイソン監督に自身の価値を証明することができれば、主力定着も狙えるはず。

オタービオ(ブラジル/背番号25)
生年月日:1995年2月9日(24歳)
昨季リーグ戦成績:28試合出場/3得点8アシスト

 名門・インテルナシオナウで成長を果たしたブラジル人。高度なテクニックを駆使して相手DFの脅威となることができる選手で、シュート技術、ラストパスの質などを高いレベルで持ち合わせている攻撃的なMFである。トップ下、サイドハーフ、インサイドハーフなど幅広いポジションでプレーできる点も非常に魅力的であり、24歳にしてポルトには欠かせぬ存在となっている。左右両方のサイドハーフをこなすことができるため、中島翔哉のライバルとなる可能性も高い。

 昨季もリーグ戦で28試合に出場するなどレギュラーとしてシーズンを駆け抜けた同選手。3得点8アシストはポルト在籍以来、自身最高の成績となっており、新シーズンに向けて状態は良いと言えるのではないか。2019/20シーズンもポルトにおける核となることが期待される。

ヘスス・コロナ(メキシコ代表/背番号17)
生年月日:1993年1月6日(26歳)
昨季リーグ戦成績:34試合出場/3得点9アシスト

 メキシコ代表として昨年行われたロシアワールドカップ出場を果たし、同国のベスト16進出に貢献した26歳。ウィング、サイドハーフ、サイドバックと幅広いポジションでプレーすることが可能なマルチプレイヤーであり、狭いスペースにもスルスルと侵入していけるドリブルが特徴的だ。守備面での貢献度も十分とチームにおいて欠かせぬピースとなっていることは明らかで、セルジオ・コンセイソン監督からの信頼も厚いと言える。

 昨季もリーグ戦34試合に出場を果たすなどチームの要として活躍し、リーグ戦では2位、チャンピオンズリーグではベスト8進出に大きく貢献している同選手。主に右サイドを主戦場にしているが、左サイドの核であったヤシン・ブラヒミの退団が確定しているため、新シーズンは左サイドでの起用も増えるのではないか。そうなればオタービオ同様、この男も中島翔哉のライバルとなることだろう。

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